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εἰρήνη

εἰρήνη  平安


  • 「平安」ということばは、ギリシャ語で平和を表す「エイレーネー」εἰρήνηということばですが、パウロはこのことばを、ヘブル語の「シャーローム」שָׁלוֹםの内実をそのまま表わすことばとして使っています。「シャーローム」שָׁלוֹםとは、単なる平和とか平安という意味だけでなく、神が私たちに与えようとしている祝福の総称です。
  • 私たちはよく「福音」(よきおとずれ)とか、「救い」ということばを使いますが、それは「平安」(平和)と言うこともできます。なぜなら、パウロは「平安」をそういう意味で使っているからです。
    イエスも死から甦られた日の夕方、弟子たちのいるところに現われますが、そのときに言った最初のことばはなんと「平安があなたがたの上にあるように。」(ヨハネ20章19節)でした。十字架にかけられる前日の食事のときにも、イエスはこう言われました。「わたしは、あなたがたに平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。」(ヨハネ14章27節)と。後に、使徒ペテロは「神はイエス・キリストによって、平和を宣べ伝え・・ました。」と述べています。このように、「平安」、あるいは、「平和」と訳される「エイレーネー」
    εἰρήνηは、挨拶用語としてだけでなく、エペソ人への手紙1章3節のことばでいうならば、「天にあるすべての霊的な祝福」の総称と言っても過言ではありません。
  • エペソ1:2のように、「恵みと平安」χάρις καὶ εἰρήνη がワンセットで使われている箇所は、他にも16回あります。
  • 「エイレーネー」εἰρήνηという名詞は、新約聖書で92回、エペソ書では8回(1:2/2:14/2:15/2:17/2:17/4:3/6:15/6:23)使われています。このことばは、使徒パウロが多用しています。
  • 関連用語としては、以下の用語があります。

    (1) 名詞の「エイレーニコス」είρηνικόςが2回(ヘブル12:11/ヤコブ3:17)。義の実としての、あるいは、上からの知恵としての「平安」を意味しています。


    (2) 名詞として「エイレーノポイオス」είρηνοποιόςが1回。マタイ5:9にある「平和を作る者」(ピース・メーカー)と訳されています。


    (3) 動詞の「エイレーノポイエオー」είρηνοποιέω が1回(コロサイ1:20))。「平和をつくる」と訳されています。

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