ἁγίος
エペソ書の瞑想の目次
エペソ書の重要語彙のリスト
ἁγίος 聖徒
- バギオスἁγίοςは、新約聖書で233回、エペソ書では15回使われています(1:1/1:4/1:13/1:15/1:18/2:19/2:21/3:5/3:8/3:18/4:12/4:30/5:3/5:27/6/18)。
- ここでは、「トイス・ハギオイス」τοῖς ἁγίοιςとあり、複数形の男性の与格が使われています。原型は「ホ・ハギオス」ό ἁγίοςで、「聖徒たち」(the saints, God'people)と訳されます。ギリシャ語のバギオスは、本来、形容詞ですが、冠詞を伴うことで名詞として用いられます。エペソ書でそのように使われているのは、1:1の他に、1:15, 1:18, 2:19, 3:8, 3:18, 4:12, 5:3, 6:18の8回。
- 他に、プニューマ・ハギオスπνεύμα ἁγίοςで、「聖霊」(Holy Spirit)と訳されますが、その用例は、エペソ書では 1:13, 4:30 の2回です。
- 純粋に形容詞として使われているのは、1:4, 2:21, 3:5, 5:27の4回です。
- 関連語としては、動詞のハギアゾウἁγίάζωがあります。新約聖書では28回、エペソ書では5:26の1回限りで、「聖なるものとする」(make holy)と訳されます。有名な主の祈りの中の「御名をあがめさせたまえ」という「あがめる」もハキアゾーが使われています。つまり、特別なものとして取り分ける(set apart)ことを意味します。
- 関連語としてもう一つは、名詞のハギアスモスἁγίάσμος(holiness)です。新約聖書では10回。ヘブル12:14と1ペテロ1:2とを除いて、すべてパウロ書簡で用いられています。新改訳です「聖潔、聖め」と訳しています。同じく名詞として、ハギオテースἁγίότης 、ハギオースネーἁγίωσύνηがあります。
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