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エメラルド

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1. 大祭司の胸当てに埋め込まれている12の宝石

(3) 「エメラルド」ー「ゼブルン部族」

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ベレーシート

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  • 「エメラルド」(新改訳、新共同訳、バルバロ訳)と訳された「バーレケット」(בָּרֶקֶת)は、「水晶」(口語訳)、「緑柱石」(岩波訳、フランシスコ会訳)とも訳されています。ヘブル語大辞書によれば、「くじゃく石」という表現もあるようですが、強い緑を帯びた宝石のようです。
  • 「バーレケット」の語根は「バーラク」(בָּרַק)で、「稲妻を放つ」「閃光を放つ」「ひらめかす」「光り輝く」という意味。男性名詞は「バーラーク」(בָּרָק)。聖書では「きらめく剣」(申命記32:41)、「きらめく矢じり」(ヨブ20:25)、「剣のきらめき」(ナホム3:3)、「きらめく槍の輝き」(ハバクク3:11)のように比喩的な意味で使われていますが、色としての「緑」とは関係がないようです。

1. 「ゼブルン」の語源は「尊ばれて一緒に住む」という意味の「ザーヴァル」

  • 「エメラルド」の宝石が意味する「きらめく輝き」と、「ゼブルン部族」とがどのように関係しているのでしょうか。「ゼブルン」(זְבוּלוּן)はヤコブとレアの間に生まれた息子で、ヤコブにとっては10番目の子です。彼が生まれた時、レアは「神は私に良い賜物を下さった。今度こそは、夫は私を尊ぶだろう。」と言って、「ゼブルン」と名付けました(創世記30:20)。「尊ぶだろう」という部分を、口語訳は「私と一緒に住むでしょう」と訳しています。つまり、「ゼブルン」という名前の語源である「ザーヴァル」(זָבַל)は、本来、「高める」「尊ぶ」「共に住む」という意味で、「尊ばれること」と「一緒に住む」というニュアンスがあります。
  • 「ゼブルン」は、神に尊ばれ(愛され)、神と共に住むという、いわばエメラルドの意味する「バーレケット」(בָּרֶקֶת)のきらめく輝きを意味していると言えます。イェシュアが公生涯を開始した場所は「カペナウム」でした。これは預言者イザヤを通して言われた事が成就するためであったとマタイは記しています。

    【新改訳改訂第3版】マタイの福音書4章15~16節
    15 「ゼブルンの地とナフタリの地、湖に向かう道、ヨルダンの向こう岸、異邦人のガリラヤ。
    16 暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。」


2. 「ゼブルン」の精神

  • 「尊ばれて、一緒に住む」とは、まさにイェシュアそのものです。
    御父が御子イェシュアに対して語られた「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ」という就任のことばは、まさにどんな敵よりも、また、どんな武器よりも、強力な「きらめきの剣」(申命記32:41)、「きらめく矢じり」(ヨブ20:25)、「きらめく槍」(ハバクク3:11)です。
  • 「いと高き方の隠れ場に住む者は、全能者の陰に宿る」(詩篇91篇1節)ことの祝福。いと高き方を自分の住まいとする者の祝福こそ「ゼブルン」の精神です。ダビデの「私は、いつまでも、主の家に住まいましょう」(詩篇23:6)という霊性、マリヤの「主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた」(ルカ10:39)霊性は、いずれも「ゼブルン」の精神であり、イェシュアの霊性でもあるのです。
  • 「ゼブルン」の精神は、多くの人々に悟りの光を与える者となる預言があります。モーセの祝福の預言の中にそれを見ることが出来ます。

    新改訳改訂第3版 申命記33章18~19節

    18 ゼブルンについて言った。「ゼブルンよ。喜べ。あなたは外に出て行って。イッサカルよ。あなたは天幕の中にいて。19 彼らは民を山に招き、そこで義のいけにえをささげよう。彼らが海の富と、砂に隠されている宝とを、吸い取るからである。」

  • この箇所では、ゼブルンは外に出て行く楽しみ、つまり他者のために働くことを意味しています。人々が神に正しい犠牲をささげるために、山に主の民を招くためです。そのためにゼブルンは、彼ら自身が海の富を吸い取り、砂に隠された宝を吸い取るという背景が事実としてあることが預言されています。主のうちに住んで、そこに見出される永遠の霊的な富と隠れた宝を引き出すことは、エメラルドの「きらめく輝き」にふさわしい「ゼブルン」の特権なのです。

    2014.4.21


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