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ヨシュア記における「獲得用語」

トピック【2】ヨシュア記における「獲得用語」


ヨシュア記には五つの「獲得用語」が使われています。「獲得」といっても、人間が自分の力によって得ることではなく、主が「与えた」と言われた地を信じて、それを自分のもの(所有)として「受け継ぐ」ことを意味します。

画像の説明


(1) 「ヤーラシュ」יָרַשׁ

旧約233回、うちヨシュア記は30回。「追い出す」「滅ぼす」「占領する」「所有する」「手に入れる(取得する)」「相続する」「受け継ぐ」と訳されています。積極的(動的)ニュアンスの強い動詞です。

1:11, 11, 15, 15, 15/3:10, 10/8:7/12:1/13:1, 6, 12, 13/14:12/15:14, 63/16:10/17:12, 13, 13, 18/18:2/19:47/21:43/23:5, 5, 9, 13/2:4, 8


(2) 「ラーハド」לָכַד

旧約121回、うちヨシュア記24回。「攻め取る」「取る」「取り分ける」「(王たちを)捕えた」と訳されて、24回。

6:20/7:14, 14, 14, 15, 16, 17, 17, 18/8:19:21/10:1, 28, 32, 35, 39, 42/11:10, 12, 17/11:10, 12, 17/15:16, 17


(3) 「ナーハル」נָחַל

旧約59回、うちヨシュア記は8回。「継がせる」「割り当てる」の意。「ヤーラシュ」と比較すると消極的(静的)ニュアンスです。

1:6/13:32/14:1, 1/16:4/17:6/19:9, 49, 51


(4) 「ターファス」תָּפַשׂ

旧約65回、うちヨシュア記は2回。「取る」「生け捕りにする」「捕える」、他に、「楽器を奏る」の意があります。

8:8, 23


(5) 「ラーカハ」לָקַח

旧約では多く使われている動詞です。966回の頻度、そのうちヨシュア記では21回ですが、約束の地を相続地として「取る」という意味で使われているのは6回です。8:1/11:16, 19, 23/13:8/18:7 参照。

2012.3.23


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