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主イエスの栄光の顕現(4)

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16. 主イエスの栄光の顕現(4)

【聖書箇所】 1章16節

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【新改訳改訂第3版】
また、右手に七つの星を持ち、口からは鋭い両刃の剣が出ており、顔は強く照り輝く太陽のようであった。

【新共同訳】
右の手に七つの星を持ち、口からは鋭い両刃の剣が出て、顔は強く照り輝く太陽のようであった。

【エマオ訳】
また、その御方は、右手に七つの星を持っておられ、御口からは鋭い両刃の剣が出ており、御顔は、その御方の御力によって太陽のように光り輝いていた。


1. 右手には七つの星を持っている

  • 「七つの星」とは、20節にその意味が解説されますが、それは、七つの御使いたちのことです。つまり教会を守る御使いです。しかもそれぞれの教会には個々の御使いがいるのです。そして、人の子はその御使いたちを「右の手にもっている」と表現されています。「右」とは、最も信頼すべき存在を意味し、「手」は権能を意味します。「人の子」である栄光の主はその右の手にご自身のみこころを遂行するために、御使いたちを従えておられるのです。
  • ここでの「御使いたち」は、超人的な守護天使のことではなく、教会の代表者たち、つまり教会の牧師たち、あるいは監督者と理解することが無難です。

2. 口からは鋭い両刃の剣が出ている

  • 「剣」と訳された「ロムファイア」(ρομϕαία)は、織田昭氏の小ギリシア語辞書によれば、「元々、トラキア人が使った幅広く長い大剣」と説明されています。有名なスパルタカスの戦いではこうような武器が用いられたようです。以下の写真はウキペディアから転用。

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  • 聖書では神のことばを「剣」としてたとえています。イザヤ書の「しもべ(メシア)の歌」の一つ、49章2節で「主は私の口を鋭い剣のようにし、・・」とあります。ヘブル書4章12節には「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。」と。黙示録19章15節では「この方の口からは諸国の民を打つために、鋭い剣が出ていた。」とあります。エペソ書6章17節では、「御霊の与える剣」と「神のことば」が同義として用いられています。

3. 太陽のように輝く顔つき

  • 主イエスは在世中に、弟子のペテロ、ヨハネ、ヤコブを連れて高い山に登られました。そして彼らの前で、御姿が変わり、御顔は太陽のように輝き、御衣は光のように白くなったとあります(マタイ17:1~2)。山上の変貌と言われている場面です。しかしその時の姿こそ、イエスの本来の御姿です。そうした神の栄光の御姿を捨てて、しもべのかたちとしてとしてこの世に来られたのが主イエスでした。
  • 使徒パウロが主に召されるとき、「太陽よりも強い輝く光」に照らされて、その光の輝きの中から主の声を聞いています。この光こそ「シャハイナ・グローリー」です。使徒ヨハネもパトモス島で再度、力をもった輝き、神の栄光の輝きとしての御顔を見たのでした。

4. 「栄光の主イエスの顕現」のまとめ

  • ヨハネが見た栄光の主イエスの顕現は、12節~16節にまとめられています。「人の子のような方」、そしてその方の様相は、すべて「~のように」と叙述されていき、それらを括る主要動詞は、12節にある「見た」(エイドン、είδον)にすべてが掛かっています。ヨハネは七つの教会(燭台)の真中におられる栄光の主イエスを「人の子のような方」として見たのです。


2013.12.9


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