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出エジプト記の主題、および構造

出エジプト1.  出エジプト記の主題、および構造

(1) 出エジプト記と創世記との連続性

アブラハムが神から受けた約束は、出エジプト記において受け継がれ、具体的に展開する。

①「あなたを大いなる国民とする」(子孫繁栄の約束)
ヤコブ一族のエジプト移住によって数の上では驚異的に増加する(1章)。

②「地上の全てはあなたによって祝福される」(万民祝福の約束)
神との契約によって宝の民、特選の民という立場の賦与(19章5節)。

③「あなたの子孫に、カナンの地を与える」(国土獲得の約束)
出エジプトはカナンの地を与えるため、と再確認される(3、6章)。


(2) 主 題 「神の民の成立」

どのようにしてイスラエルが神の民となったか。すなわち、「しもべたる神の民がいかにして成立したか」が記されている。

(3) 鍵 語

①「贖い」 ②「仕える」 ③「契約 ④「内住」

(4) 出エジプト記の構造

画像の説明

(5) 歴史的背景・・「ヨセフを知らない新しい王」(1章1節)とは?

①エジプト人は非常に早くから自国の歴史を書き残しており、第一王朝から第三十王朝に至る各王朝の歴史の王の名前を一人も抜かさずにたどっていくことができる。その間の様々な出来事を記している。ところが、紀元前1770年頃から1580年頃の期間については、記録の面から言えば、まことに空白の時代である。この期間は、北方から「ヒクソス」(外国の支配者)が侵入し、エジプト北部を占領し、南部はエジプトが支配する時代が第十四王朝まで続いた。その後、15、16王朝になるとヒクソスの統一支配によってエジプトは王座を奪われてしまった。17王朝で再び南がエジプト人の王の手に戻され、18王朝に至ってようやくエジプト全土を奪い返し、ヒクソスを追い出すことに成功する。


②「ヒクソス」はセム系の民族で、イスラエルとはいわば同系統、創世記のヨセフ物語に登場するパロは、このヒクソスの王であったと考えられる。親戚関係の民族であったゆえに、ヤコブ一族のエジプト移住も優遇された。ところが、「ヨセフの知らない新しい王」がヒクソスを追放して国を奪回したエジプト人の王朝であるとすれば、イスラエル民族に対する酷使、虐待政策はよく理解できる。



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