動詞に注目するー恩寵用語(神から人へ)―
20. 動詞に注目するー特に、恩寵用語(神から人へ)―
- 詩篇の中に人が神に対する行為をあらわす<礼拝用語>をチェックすることをお勧めしましたが、今度は、神が人に対する恵みの行為をあらわす<恩寵用語>をチェックすることをお勧めします。それは神の「 I will + 動詞」という形で表わされます。詩篇は<礼拝用語>と<恩寵用語>の宝庫です。<礼拝用語>が豊かであるということは、それ以上に<恩寵用語>が豊かでなければならないはずです。それは神の愛であり、神の恵みといつくしみ、あわれみの現われです。
- 詩篇はまさに、人に対する神の惜しみない恩寵にふれた者たちの喜びのあかしと言えます。詩篇のみならず、イザヤ書(特に40章以降)にも<恩寵用語>があふれています。そうしたことばをチェックするだけでも、神の愛の情熱が私たちの心に伝わってきます。それにふれる者はますます主を慕い求める者となるに違いありません。大切なことは、毎朝、日ごとに、神のあたたかな愛の心にふれ続ける習慣を身につけることです。