****** キリスト教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

動詞に注目するー礼拝用語(人から神へ)―

19. 動詞に注目するー特に、礼拝用語(人から神へ)―

  • 詩篇を瞑想するとき、動詞に注目することはとても大切です。詩篇における動詞は、神から人へ、つまり神が私たちに対してなされた行為と態度を表わすものと、人から神へ、つまり私たちが神に対してなす行為と態度を表わすものがあります。特に、後者を私は「礼拝用語」と名づけています。詩篇はまさに「礼拝用語」の宝庫です。そしてその表現は実に多様です。詩篇を読まれるとき、そうした礼拝用語をチェックしておくことをお勧めします。それを見る(読む)だけでも、詩篇の作者たちがいかに真剣に、神を慕い求めていたかが分かります。たとえば、賛美します、ほめたたえます、感謝します、ささげます、喜びます、身を避けます。信頼します、ゆだねます、思います、待ち望みます、誓いを果たします・・・・などなど。
  • そうした礼拝用語を、日本語では「私は(主に)~しよう」とか、「~します」「~しましょう」と表現されますが、英語では、I will ・・・と表現されます。そこには、決して強制されてではなく、自分でそうしたいという強い意志が鮮明にされています。決して他人事ではなく、私事として表現されているのです。ここに私たちは共感します。詩篇の作者の表現に私たちの心が共感すること、その共感の喜びを味わうことこそ、詩篇瞑想の目的でもあるのです。

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