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大祭司の胸当てに埋め込まれている12の宝石


1. 大祭司の胸当てに埋め込まれている12の宝石

ベレーシート

モーセの幕屋についての知識は聖書においてはきわめて重要です。なぜなら、それは天にある神の家の写しであり、そこには神と人との交わりについての偉大で、深淵な真理が啓示されているからです。ヨハネの黙示録においては、究極の救いの表現を「神の御顔を仰ぎ見る」としていますが、そのことを理解するためには、どうしてもモーセに啓示された幕屋の秘密を探る必要があるのです。

  • 最初の幕屋の瞑想は、幕屋本体ではなく、幕屋で神に仕える大祭司の胸当てに埋め込まれた12の宝石をフォーカスしたいと思います。大祭司とは、神と人(イスラエルの民)との間に立って仲保的な務めをする代表的存在であると同時に、「天にあるものの写しと影とに仕えている」(ヘブル8:5)存在です。つまり、それはやがて来られる神の大祭司イエス・キリストを証ししています。
  • まずは、大祭司の「エポデ」にある12の宝石の一つひとつを取り上げます。その前に、大祭司が着ている装束全体を見てみましょう。

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  • 出エジプト記39章8~14節

    【新改訳改訂第3版】

    8 彼はまた、胸当てを巧みな細工で、エポデの細工と同じように、金色や青色、紫色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で作った。
    9 四角形で二重にし、その胸当てを作った。長さ一あたり、幅一あたりで、二重であった。
    10 それに、四列の宝石をはめ込んだ。第一列は赤めのう、トパーズ、エメラルド。
    11 第二列はトルコ玉、サファイヤ、ダイヤモンド。
    12 第三列はヒヤシンス石、めのう、紫水晶。
    13 第四列は緑柱石、しまめのう、碧玉。これらを金のわくに入れてはめ込んだ。
    14 これらの宝石は、イスラエルの子らの名によるもので、彼らの名にしたがい、十二個で、十二の部族のために印の彫り物が、一つの名につき一つずつあった。


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●大祭司の胸当てにはめ込まれた宝石の配列は生まれた順序ではなく、部族の宿営・行進の順です。行進の順は各列で、聖所から見て、中央、左、右の順です。この順序は、カソリック信者が祈りの時に胸で十字を切るときのしぐさと同様です。従って全体の行進の順は、最初がユダ族で、最後はナフタリ族となります。ちなみに、大祭司の両肩にある宝石の配列は部族の誕生順になっています(脚注)。


  • 大祭司が神の前に出るときには、否が応でも、大祭司の胸当てにある12の宝石とそこに刻まれていた各部族の名前が神の目に留まったはずです。12の宝石と部族の名前がどのようなかかわりをもっていたのか、そのことを一つずつ取り上げて思いを巡らしてみたいと思います。
  • ちなみに、胸当ての上の12の石の配列は、1列が3組から成り、それが4段になっています。4は造られた者の数であり、3は神(三一の神)の数です。黙示録では神の前に四つの生き物がいます。4×3は、人が神と調和することを意味すると考えられます。つまり、胸当てにある掛け算は、人と神との調和、つまり神の性質と人の性質の調和を物語っています。


脚注
エポデの肩当て」についての記述は、出エジプト記28章7~12節にあります。

28:7 これ(エポデのこと)につける二つの肩当てがあって、その両端に、それぞれつけられなければならない。

28:9 二つのしまめのうを取ったなら、その上にイスラエルの子らの名を刻む。
28:10 その六つの名を一つの石に、残りの六つの名をもう一つの石に、生まれた順に刻む。
28:11 印を彫る宝石細工師の細工で、イスラエルの子らの名を、その二つの石に彫り、それぞれを金のわくにはめ込まなければならない。
28:12 その二つの石をイスラエルの子らの記念の石としてエポデの肩当てにつける。アロンは【主】の前で、彼らの名を両肩に負い、記念とする。

●大祭司の両肩には、生まれた順の配列で、それぞれ「しまめのう」の石に部族の名が刻まれました。「しまめのう」と訳された原語は「アヴネー・ショハム」(אַבְנְי־שֹׁהַם)で、新共同訳は「ラピス・ラズリ」と訳しています。「ショハム」だけでも「縞めのう」と訳されます。ヨブ記28章16節によれば、「しまめのう」は「高価な石」のようです。


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「ヨセフ」のうちに「マナセ」と「エフライム」が含まれています。「マナセ」は「忘れる」という意味。「エフライム」は「実り豊かな」という意味です。


2014.4.18


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