****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

宮での様々な問答

60. 宮での様々な問答

【聖書箇所】19章45節~20章47節

はじめに

  • イエスが神殿に入られてから最初にしたことは、宮きよめでした。境内で商売をしていた人をそこから追い出すというかなり強引なやりでした。そしてそこでイエスは逮捕されるまでの間、毎日、教えられました。このイエスのところにさまざまな人が訪れて問答がなされました。
  • 以下は、その問答の内容です。

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1. さまざまな問答と教えの中核にあるもの

  • イエスを取り巻く人々、そこには宗教的指導者たちとその間者、民衆、サドカイ派の人々、律法学者たち、イエスの弟子がおります。イエスの教えもあれぱ、イエスとの問答があります。イエスを取り巻く人々に対してイエスが対処した問答の根底にはイエスのアイデェンティティがあります。それはまえにも記したように、「人の子」と表現されるメシア的アイデンティティです。すべてはそこから発言し、そこからすべての働きがなされています。
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  • イエスのすべての働きと教えには、三つのメシアの中のいずれかが関係しています。このことわ知っているだけでも、イエスの話や行為はかなり整理されることと思います。
  • たとえば、宮きよめはイエスが王的権威をもったメシアとしてのあかしの行為であり、悪い農夫のたとえは、王的権威をもったイエスは宗教指導者たちによって拒絶され、捨てられ、殺されるという受難のしもべであると同時に、「家を建てる者たちが見捨てた石。それがなくてはならない礎の石となって栄光を現わされる」復活のメシアからの教えです。
  • また、復活を信じないサドカイ派たちの疑問に対してのイエスは出エジプト記3章6節「わたしは、あなたがたの父、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神(である)」を引用しながら、神は死んでいる者の神ではなくも生きている者の父である」と答えられました。ヘブル原文では動詞は使われていませんが、「神は・・・の神であった(過去形)]
    という時制ではないことから、常に、死人からよみがえって神の前に生きている者として語っています。このようにして復活の理解を教えています。
  • そして最後には詩篇が啓示しているメシアの理解が乏しい律法学者たちに対して、やがて厳しい審判がくだされることを語っています。そして弟子たちにそうした律法学者たちに警戒するように教えています。
  • イエスの生涯におけるすべての教えと働きは、上にある三つのメシア性からなされています。人々が理解しようがしまいが、自らに与えられているメシア性によってすべてがなされているのです。これは終始一貫したもので、ゆるぎないものです。
  • 私たちが聖書を読んで行くときに、すぐに自分に向けた適用に入る前に、イエスが語られようとしたことを正しく理解する必要があるのです。しかも、霊的解釈ではなく、字義通りに解釈することが重要です。そうした取り組みをパスしていつも自分に都合のよい適用を続けていく読み方をしているならば、いつになつてもイエスの語ろうとしている真意を掴むことはできないと思います。

2012.8.9


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