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恩寵用語Ps56

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詩56篇「しるす」 סָפַר サーファル

〔カテゴリー育成〕

8 節「あなたは、私のさすらいをしるしておられます。どうか、私の涙をあなたの革袋にたくわえてください。それは、あなたの書にはないのでしょうか。」 (新改訳)

Keyword; 「しるす、数える、書き留める、言う」 record, count, tell, declare,

  • 「しるしておられる」と訳された動詞はサーファル(סָפַר)で、旧約で105回、詩篇では36回で詩篇特愛の動詞と言えます。原義は「伝える、告げる」です。そのためは、正確に数えられ、書きとめられる必要があることから、「数える、書き留める、しるす」という意味が派生します。詩篇では圧倒的に「伝える、告げる」という意味で使われています。ですから、8節の「しるしておられます」という意味は、ここにしかないきわめて特別な恩寵を意味することばです。
  • 後半にある「(あなたの)書」はサーファルの名詞形セフェル(סֶפֵר)が使われていますが、名詞形になると書き記された書物(羊皮紙)を意味します。名詞形は詩篇では3回しか使われていませんが(ちなみに、旧約では185回)。その一つの箇所である詩139篇16節は有名です。「あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物(סֶפֵר)にすべてが、書き記されました。私のために作られた日々が、しかもその一日もないうちに。」
  • 8節で神が「しるしておられるサーファル(סָפַר)」の中身は、「私のさすらい」(新改訳、関根訳)、「わが放浪」(岩波訳)、「わたしの嘆き」(新共同訳、フランシスコ会訳)です。つまり、神が自分の苦難の人生を余すところなく覚えていてくださるということです。LB訳はその意を汲んで次のように訳しています。
  • 「神様は、私が夜通し寝返りを打っているのをご存じです。神様は、私の涙の一滴残さずびんにすくい集めてくださいました。その一滴一滴は余すところなく神様の文書に記録されています。」
  • 自分がだれからも理解されていないと思う孤独感はそれだけで苦しみです。しかし逆に、だれかひとりでも自分のことを理解してくれていると知るだけで救いになります。
  • 現代の日本では、毎年3万人の人が自ら命を絶っています。だれにも相談することができず、だれからの助けや理解も得られず、一人寂しくこの世を去っていく現実に唖然とさせられます。
  • 自分のすべてが神の記憶の中にしっかりとどめられている、もしそれが自分の犯した罪であるならば私たちは耐えることはできないでしょう。しかし、神は、私たちの罪にしたがって私たちを扱おうとせず、私たちの咎に従って私たちに報いることもありません。実に、あわれみに満ちた神です。私たちがちりにすぎないことを心に留めておられる方です。この方こそ私の人生を贖い、償ってくださる唯一の方であることをあらためて感謝したいと思います。

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