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恩寵用語Ps63

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詩63篇「支える」 תָּמַךְ ターマフ

〔カテゴリー統治〕

8節「私のたましいは、あなたにすがり、あなたの右の手は、私を支えてくださいます。」
8節「私の魂はあなたのふところに飛び込み、あなたは私をしっかり抱きしめてくださいます。」(尾山訳)

Keyword; 「支える、守る、抱きしめる」 hold, uphold, hold fast, 16:5/17:5/41:12/63:8

  • 8節には、礼拝用語としての「すがる」ダーヴァク(דָּבַק)という言葉と、恩寵用語としてのターマフ(תָּמַך)という言葉が呼応し合っています。尾山訳はそのあたりをうまく訳しているように思います。子どもが親のふところに飛び込み、親は子をしっかりと抱き抱える。それだけでも多くの痛みは癒されることが多いのです。子どもにとって大切なことは、自分をまるごと受け入れてくれる飛び込む相手がいるかどうかということです。
  • 礼拝用語としてのダーヴァクは、くっつく、くっついて離れない、まとわりつく、そばから離れない、結びつくといった完全な「依存」「親密さ」を表わす語彙です。ルツは姑ナオミに「すがりついた」ことで、はからずもボアズと出会い、ダビデ、イエス・キリストへとつながっていきました。まさに、ダーヴァクのもたらした祝福でした。
  • ちなみに、詩63篇は礼拝用語の宝庫です。全体で17個ありますが、ダーヴァク(דָּבַק)はそれらすべてを括ることのできる動詞です。それに対する神の恩寵用語は、詩63篇においてはターマフ(תָּמַך)だけです。したがって、ダーヴァク(דָּבַק)とターマフ(תָּמַך)の結びつきは、ぴったりと固着して離れないというイメージです、それは、神と人、人と人とのかかわりがきわめて親密であることをうかがわせるものと言えます。
  • ターマフ(תָּמַךְ)は、旧約では21回、詩篇では4回です。他の聖書箇所を例にあげると、アマレクとの戦いにおいて、アロンとフルがモーセの手を支えた(תָּמַךְ)ことで勝利がもたらされました(出17:12)。イザヤ書では、「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしはあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る(תָּמַךְ)。」(41:10)、「見よ、わたしの支える(תָּמַך)わたしのしもべ、わたしの心の喜ぶわたしが選んだ者。」(42:1)-ここでいう「しもべ」とは、やがて遣わされるイエス・キリストのことです-
  • 「ダーヴァク」と「ターマク」に象徴されるかかわりのモデルは、御父と御子のそれです。御子の生涯は完全に御父に依存されました。御子が語ることばもわざもすべて御父がなさることをそのままなされました。ここに力の秘訣があります。ですから、御子イエスが弟子たちに「わたしにとどまりなさい。・・わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。」(ヨハネの福音書15:4, 5)と言われたことばを忘れてはなりません。

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