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申命記の名称、執筆意図、および時期回顧と展望

2. 申命記の名称、執筆意図、および時期

(1) 名 称

  • 「申命」とは「重ねて命令する」という意味である。約束の地を目前に見ながら、出エジプトの経験もシナイ山での契約の経験もない第二世代の民に対してモーセはシナイ契約を再確認しながら、重ねて命令している。

(2) 執筆意図

① 荒野40年の間に世代は交代した。モーセは新しい世代に、再度、律法を説明して神との契約を更新する必要性があった。

②神が先祖に誓われた約束の地がどんなにすばらしい地であるかを教え、そこへ入っていくための備えが必要であった。その備えとは、カナンの占領、敵に対する勝利、繁栄、幸福はすべて、民たちの服従によるものであることを教えなければならなかった。ロバート・リーは「本書はすべて服従についての神の論文である」と述べている。

(3) 執筆時期

  • イスラエルの民がモアブの草原に到着した後、39年目の11月の1日から、翌年の1月10日にヨシュアに率いられてヨルダンを渉るまでの二ヶ月と10日の間に語られた。その間、モーセのための1ケ月間の喪の期間があるため、実質は一ヶ月と10日の間に語られたものである。申命記全体がモーセの決別説教であり、四つの説教からなっている。


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