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瞑想Ps129/A

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瞑想Ps129/A

  • 詩129篇のキーワードを「さあ、イスラエルは言え。彼らは私に勝てなかった」という宣言にしたいと思います。イスラエルと私は同一です。こうした例は旧約聖書の特徴的な思考方法のひとつです。「集団」と「個」が両極端にではなく、集団を代表する個人は集合人格として表わされます。その個人とはバビロン捕囚二世のことであり、生まれたときから苦しみの境遇にあったことを伺わせます。
  • 「彼ら」とは、「シオンを憎む者」(5節)であり、「悪者」(4節)「ひどく私を苦しめた」者です。勝利の宣言の背景には、「耕す者は私の背に鋤をあて、長いあぜを作った。」(3節)とあるように、強制労働による苦しみがあったのかもしれません。しかし、そのような状況を思い出すと同時に、そこからの解放をしてくださった主のみわざをほめたたえていると信じます。
  • イスラエルの歴史を見ると、エジプト、バビロン、ペルシャ、ギリシア、ローマ時代の中で幾度も民族撲滅の危機を通りました。しかし、彼らは神の民イスラエルをつぶすことはできませんでした。それどころか、やがてメシアであるキリストが再臨されるとき、イスラエルは世界の支配国となることが預言されているのです。私たちはクリスチャンは彼らに接ぎ木された存在であるゆえに、私たちも圧倒的な勝利者となれるのです。キリストのゆえに多くの迫害を受けた使徒パウロは、キリストにある圧倒的な勝利についてローマ8章後半で告白しています。

    【新改訳改訂第3版】
    8:35
    私たちをキリストの愛から引き離すのはだれですか。患難ですか、苦しみですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。
    8:36
    「あなたのために、私たちは一日中、死に定められている。私たちは、ほふられる羊とみなされた。」と書いてあるとおりです。
    8:37
    しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。
    8:38
    私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、
    8:39
    高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。

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