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瞑想Ps140/B

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瞑想Ps140/B

  • 私は中学校の評議員(校長に対するご意見番のような立場)をしているので、しばしば学校の授業を参観します。ある日、2年生の社会科の授業を参観しました。授業の内容は日本の戦国時代における「下剋上」というテーマでした。下の者が上の者たちに打ち勝って(といっても戦場での戦いではなく)、一国一城の主となった大名たちの話しでした。その授業の最後に、担当の教師は生徒たちに問いかけました。ある大名の名前を上げて、この人は人々から「まむし」と呼ばれたが、みんなそれについてどう思うかということでした。私はこの授業はとても面白く思いましたが、その問いかけについて、生徒たちがこの問いかけが意味することを深く考えることがなかったということと、深く突っ込んでいく時間がなかったということで残念に思いました。「まむし」と呼ばれた大名―この表現はその時代の人々が当時の世相をどのように考えていたか、的確に表わしたように私には思われたのですが。・・・。
  • 詩篇140篇3節にも「まむし」が登場します。
    「蛇のように、その舌を鋭くし、そのくちびるの下には、まむしの毒があります。」
  • この詩篇には、「よこしまな者」(1節)、「暴虐の者」(1, 4, 11節)、「悪者」(4, 8節)、「高ぶる者」(5節)、「私を取り囲んでいる者の頭」(9節)、「そしる者」(11節)といった表現がでてきます。作者はこうした者たちに取り囲まれていたことが分かります。彼らの特徴は、口、舌、くちびるで戦いを仕掛けてくるということです。その中に「まむしの毒」という表現があります。「まむし」と訳されたアクシューヴはここだけに使われていることばです。使徒パウロもローマ3:14で詩篇140:3を引用し、「彼らのくちびるの下には、まむしの毒があり・・。」としています。

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