瞑想Ps147/A
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瞑想Ps147/A
- この詩篇は、バビロン捕囚の中にある神の民たちに、「主はエルサレムを建て、イスラエルの追い散らされた者を集め」(2節)「主は心の打ち砕かれた者をいやし、彼らの傷を包む」(3節)とあるように、神のエルサレムの再建と神の民の再建計画を伝えることによって、神への信仰を喚起させようとしています。
- また、作者は、自然界における神の配慮にも目を向けさせます。星、雲、雨、草、獣、鳥、最良の小麦、ここには、天と地、水、すべての植物、すべての動物、農作物のすべてが含まれています。すべてを支配し、すべてを生かすことのできる神がおられることを伝えようとしています。それゆえ、神への不信をもたらす「馬の力を喜ばず、歩兵を好まない。主を恐れる者と御恵みを待ち望む者とを主は好まれる」(10~11節)としています。
- イスラエルは神にとって特別な存在です。それゆえ、神の民の再建は、神にとっても重要な計画でした。神のイスラエルに対する約束を神が実現させようとしているのです。それゆえ、 それに対する神の民の応答は、主を賛美するだけです。この詩篇の三つの段落の始めの行には、それぞれ神への賛美のうながしがあります。「まことに、われらの神にほめ歌を歌うのは良い。まことに楽しく、賛美は麗しい。/感謝をもって主に歌え。立琴でわれらの神にほめ歌を歌え。/エルサレムよ。主をほめ歌え。シオンよ。あなたの神をほめたたえよ。」(1, 7, 12節)