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瞑想Ps150/A

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瞑想Ps150/A

  • 「ハレルヤ詩篇」の最後であり、また、詩篇全体の結論でもある詩150篇は、「息あるものすべて」(全被造物ではなく、神の息を吹きかけられた人間を意味します)に対する壮大な賛美への呼びかけです。そこには嘆きもなく、信仰告白もなく、ただ、「ハレル・ヤハ」ということばだけが鳴り響いています。
  • 「ハレルヤ」ということばは、日本語では「主をほめたたえよ」ですが、英語では、Praise the Lord(プレイズ・ザ・ロード)です。しかし、全歴史、全世界共通の言葉は、ヘブライ語のHallelujah(ハレルヤ)です。新約聖書では、ヨハネの黙示録の19章(キリストの再臨前の天における賛美)に、このことばがわずか4回出でくるのみです。しかし、まさに神の救いのドラマの完結にふさわしい言葉です。
  • 今日も世界各国において演奏されている不朽の名作であるヘンデル作曲の「メサイヤ」にも、この黙示録の19章のテキストに基づく「ハレルヤ・コーラス」は圧巻です。旧約の詩人が、全歴史、全宇宙的視野をもってこの詩篇を書いたことに驚きを覚えます。まさに、聖霊の息吹によるものであることを信じます。
  • この詩150篇には、賛美の場所(Where)、賛美の理由(Why)、賛美の方法(How)、賛美の主体(Who)、賛美の対象(Whom)、が記されています。しかしここには、時を越えて永遠に賛美されるべき主なる神については何一つ語られていません。それを語るならば、全聖書が必要であることを暗に指し示しているかのようです。
  • 詩篇150篇には神の固有名詞が二つ使われています。
    (1)「ヤー」(יָהּ)・・これはヤハウェ(יהוה)の省略形。1節に1回、6節に2回。
    (2) 「エール」(אֵל)・・これはエローヒーム(אֱלֹהים)の省略形。1節に1回。
    あとの8回は、神を示す人称代名詞の「フー」(Him)が8回。
  • 以下は、旧約の神の固有名です。

(1)「エローヒーム」(אֱלֹהים)。
(2)「エール」(אֵל)
(3)「エール・シャッダイ」(אֵל שַׂדַּי)
(4)「エルヨーン」(עֶליוֹן)(The Most High)
(5)「ヤハウェ」(יהוה)
(6)「ヤー」(יָהּ)
(7)「アドーナーイ」(אֲדֹנָי)

  • このお方を知ることこそ、永遠のいのちであり、賛美の力の唯一の源泉です。

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