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瞑想Ps18/A

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瞑想Ps18/A

  • この詩篇はこれまでになく長い詩篇です。50節から成っています。瞑想するには長い感じがしますが、構造的にはとてもシンプルです。この詩篇の主題は1~3節に凝縮されています。すべてはそこに言い表されています。あとはその展開(内容の説明)と言ってもいいかもしれません。構造的には、1節から3節に登場する内容の順序が、4節からその逆の順序で展開(説明)されています。あるいは1節だけでも十分に作者の言わんとすることが言い表されている気もします。「主、わが力。私は、あなたを慕います。」と。しかしこれだけでは力を持ちません。その1節に肉付けするものとして後があると思います。
  • 「彼はこう言った。」・・とても珍しい出だしのことばです。新改訳聖書しかこのことばはありません。この出だしの言葉と最後のことばである「主は、王に救いを増し加え、油注がれた者、ダビデとそのすえに、とこしえに恵みを施されます」は、ダビデ本人ではなく、人称なき存在が語っています。つまり、主とダビデとの麗しいかかわりを紹介しているのです。そのかかわりの中でも、「主はわが力であり、私はあなたを慕います。」という告白はこの詩篇18篇全体を要約しているように思えます。
  • 不条理にもサウルから追われ、また、王となってからも多くの敵と戦ったダビデにとって、結局のところ、神である主は、私の力であられるということ、その主を私は生涯かけて慕い続けていくという決断が、この1節にこめられていると信じます。
  • 「わが力」ということばが、2節ではさまざまな表現で言い換えられています。「わが巌」「わがとりで」「わが救い主」「身を避けるわが岩」「わが盾」「わが救いの角」「わがやぐら」・・・これらはみな防衛をあらわす用語です。詩篇ではしばしばこのように、あることばをいろいろな言葉で表現し直していることが多いです。それが詩篇の魅力でもあります。これらのことばは神に対する信仰告白です。実際にダビデが体験した事実に基づいて、神はこのようなお方であると告白しているのです。
  • 戦いに明け暮れたダビデの生涯において、神の存在は防衛の保障でした。この保障なしに彼は生きていくことは出来なかったはずです。1節の「わが力」を英語の訳で見てみると興味深いものがあります。NKJVでは、My strength TEVでは、My defender と訳されています。つまり「わが力」とは、単なる自分の能力ではなく、敵からの圧迫や攻撃に対抗することのできる力(strength)であり、それは同時に、自分を敵から防衛してくれる存在(defender)である、という告白です。
  • この力をダビデはどのようにして得ることができたのでしょうか。その答えが3節にあります。それは「主を呼び求める」ことでした。ダビデはただ主を呼び求めさえすればよかったのです。なぜなら「主は私を喜びとされたから」(19節)という健全な自己イメージを、ダビデは主にあってもっていたからです。これは、ひとえに自分の選びと召しに対する確信からくるものではないかと思います。
  • 1節から3節までの主題が4節以降で説明され、展開しています。具体的には、ダビデが呼び求めたとき、神が敵に対してどのように働かれたのか、どのような状況からどのように救い出してくださったのか。また、神はダビデに対して戦い方と戦う力を与えてくださったことなどが記されています。そして48節では「神は、私の敵から私を助け出される方」として告白しています。
  • 1節に戻って、「私は、あなたを慕います」ということばに注目したいと思います。これほどまでに自分を敵から守り、ありとあらゆる状況から救い助けてくださった主に対して、ダビデは心から、生涯をかけて主を愛すること、主を慕うことを決意したのです。「慕います」(新改訳)を共同訳では「愛します」と訳されています。神を慕うこと、愛すること、I will love You(TEV)とありますから、これはダビデの強い意志を表わしています。その消息をあらわすことばが、49節の「それゆえに」(therefore)ということばです「それゆえ、主よ。私は、国々の中であなたをほめたたえ、あなたの御名を、ほめ歌います。」とあるように、ダビデの感謝と賛美はこの「それゆえに」という神の確かな防衛の保障に裏付けられています。
  • 私は、ダビデのように、あらゆる状況の中でも、私に防衛の保障を与え、時には戦いの術と力を与えてくださる主を「わが力」と告白し、感謝と賛美をもって「私はあなたを愛していきます(お慕いいたします)」と主に申し上げます。

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