瞑想Ps63/B
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瞑想Ps63/B
◆詩篇63篇から、特に3節の「あなたの恵みは、いのちにもまさる」というダビデの告白を考えてみたいと思います。確か、星野富弘氏の詩の中に「いのちが大切だと思っていたときには、生きることが苦しかった。いのちよりも大切なものがあると知ったとき、生きることが嬉しくなった。」ということばがありました。「いのちよりも大切なもの」、「いのちを支えているもの」、これをダビデは「あなたの恵み」、つまり、神の loving-kindness と表現しています。
◆ダビデは息子のアブシャロムの反乱だけでなく、サウル王に追跡されていたときでも、常に、 神の御翼の中に囲われたことを経験しています。私も、これまで多くの失敗や落ち度もなんど となく覆われたことを経験しています。そんな神の恵みに支えられている自分を見出したとき、 賛美が口から湧き出てきたことはうなずけます。
◆イエス様も「いのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのためにいのちを失う者は、 それを見出す」と言われました。自分のいのちを自分で守ろうとして生きることは、とても大切 な何かを失ってしまうということでしょうか。
◆神の一方的な愛と恵みに目が開かれることがなければ、「神よ。あなたは私の神」という ことは簡単には言えない言葉なのではないかと思います。