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瞑想Ps71/A

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瞑想Ps71/A

  • この詩篇には、繰り返し、作者の内に秘められた「賛美への誓い」が出てきます。その「賛美の誓い」とは、神に対する思いや行動をうながす主体的な意志と言えます。その意志は、嘆きや感謝、そして信仰告白と密接なかかわりを持っています。
  • ダビデの賛美礼拝への意気込みは、賛美が好きだったから賛美したのではなく、賛美の誓いをしたゆえに賛美したのです。これはとても重要なことです。
  • ダビデの生涯にわたる神への賛美の姿勢に見られるものは、自分をある一つのイメージに合わせて、「らしく」あろうとして意地を通したのではなく、あくまでも、自発的な、自由な意志を貫いたという点です。
  • 詩篇における「賛美の誓い」は、「・・・します」「・・・しましょう」という表現で表されますが、英語では、I will ・・です。詩71篇では、

NKJV
14 But I will hope continually, And will praise You yet more and more.
16 I will go in the strength of the Lord God;
I will make mention of Your righteousness, of Yours only.
22 ・・・ I will sing with the harp,O Holy One of Israel.


14 しかし、私自身は絶えずあなたを待ち望み、いよいよ切に、あなたを賛美しましょう。
15 私の口は一日中、あなたの義と、あなたの救いを語り告げましょう。
16 神なる主よ。私は、あなたの大能のわざを携えて行き、あなたの義を、ただあなただけを心に留めましょう。
22 私もまた、六弦の立琴をもって、あなたをほめたたえます。・・・私は、立琴をもって、あなたにほめ歌を歌います。
23 私があなたにほめ歌を歌うとき、私のくちびるは、高らかに歌います。
24 私の舌もまた、一日中、あなたの義を言い表しましょう。

  • 日本語訳では10回(英語訳では11回)、賛美の誓いを表す表現がなされています。賛美の誓いは、現在の意志であり、同時にそれは将来に向けられていますが、作者は、これまでも、過去における神の守りと助けに対する感謝のゆえに、賛美し続けてきました。
  • 私はいつもあなたを賛美しています。(6節)
  • 私の口には一日中、あなたの賛美と、あなたの光栄が満ちています。(11節)
  • 神への「賛美の誓い」がなされる場合、次の三つの背景が考えられます。
    ①神が、~のことをしてくださったので、私はという理由が背景にある場合(15,16節)
    ②神が、~のことをしてくださるなら、私も、という条件が背景にある場合(22,23,24節)
    ③周囲の環境が、~にもかかわらず、しかし私は、という決断が背景にある場合(14節)
  • いずれにしても、神に対する力強い賛美の誓いですが、ただ、神を賛美していきますという決意だけが前面に出でいるのではなく、その誓いには、作者の神に対する信仰告白―すなわち、神が自分にとってどういうお方であるのかーがあります。
  • 詩71篇では、
    あなたこそ、私の巌、私のとりで (3節)
    若い頃からの私の望み (5節)
    私の信頼の的 (5節)
    私を母の胎から取り上げた方 (6節)
    私の力強い避け所 (7節)
    あなたは私を多くの苦しみと悩みとに、会わせなさいましたが、私を再び生き返らせ、地の深みから、再び私を引き上げてくださいます。(20節)
  • こうした信仰告白、あるいは確信に基づいて、作者は人生の折々に襲ってくる嘆きの現実の中で、あるいは信仰の危機の中で、神に嘆願し、瞑想し、賛美の誓いを更新しているのです。
  • 信仰は動的です。私たちは、必ずしも、信仰を分析的に考えて整理しているわけではありませんが、これまで述べた要素が密接にからみ合いながら、螺旋階段のように心が上におられる方に向けさせられていくのだと思います。
  • 私個人としては、20節のみことばに励まされます。「苦しみと悩み」の中には自分自身の失敗も弱さも含まれます。そんな私を神は「再び生き返らせ、地の深みから、再び私を引き上げてくださる」方であるゆえに、私もまた神に顔を向けることができます。そして今も、そしてこれからもずっと神に歌をもってほめたたえていくことができるのです。

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