瞑想Ps93/C
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瞑想Ps93/C
- 詩篇93篇には、興味深いことに言葉を二重にすることで強調している語彙があります。
(1)動詞「まとっている」(1節)。「ラーヴァシュ」(לָבַשׁ)
(2)動詞「堅く立つ」(1節では受動態で「堅く建てられ」とあります。)
いずれも「クーン」(כּוּן)(3)形容詞「力強い」(4節)。「アッディール」(אַדִּיר) この用語は水や海の力を表わす。出エジプト記15:10では、主は水を用いてエジプト軍を滅ぼされました。そして11節では「聖において輝くお方であることを示された」とあります。
- もう一つ、この詩篇の5節には強意態の動詞があります。それは「ふさわしい」という言葉です。「聖なることがあなたの家にはふさわしいのです。」とあります。「あなたの家」とは神殿のことで、神殿は神だけが住まわれる場所ではなく、神と人とが交わる場所です。神と人とのかかわりにおいて神の聖が現わされていると言えます。
- 表に見られるように、聖(Holiness)「コーデシュ」(קֹדֶשׁ)は様々な領域の最も中心にある神の本質です。
- 1節前半・・「王の風格」
- 1節後半と2節・・「王座とその支配の堅固性」
- 2節・・・「王の永遠性」
- 4節・・・「王の力強さ」ーそれは神の主権に敵対する勢力を打ち砕くところの力強さです。
- 4節・・・「王の至高性、超越性」ー大水や海に象徴される神に敵対する勢力を上回る方、いと高き所にいます主。
- 5節前半・・「主のあかし(十戒)の真実性」
- 「ふさわしい」と訳された強意態の「ナアヴァー」(נַאֲוָה)、あるいは「ナーアー」(נָאָה)は、「似つかわしい」「美しい」「適している」という意味の動詞です。
