****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

礼拝用語Ps12

詩12篇「聖徒、神を敬う人」 חָסִיד ハーシード  

〔カテゴリーその他〕

1節「主よ。お救いください。聖徒はあとを絶ち、誠実な人は人の子らの中から消え去りました。」

Keyword; 「聖徒」(新改訳) 「神を敬う人」(口語訳) 「信仰深い者」(尾山訳)「主の慈しみに生きる人」(新共同訳) the godly man(NKJV)4:3/12:1/16:10/30:4/31:23/32:6/50:5/52:9

  • 詩12篇にはめずらしく礼拝用語なるものが一つもありません。しかし、礼拝者に関する重要なことばがあります。それは「聖徒」と訳されている「ハーシード」(חָסִיד)、複数形は「ハシーディーム」(חָסִידים)、口語訳では「神を敬う人」、新共同訳では「主の慈しみに生きる人」と訳されています。旧約では32回、詩篇は26回、まさに詩篇特有の語彙と言えます。詩12篇の作者は、こうした人が消え失せてしまった、絶えてしまったという深刻な事態を主に訴えています。
  • ヘブル語の「ハーシード」(חָסִיד)は「敬虔な」という意味ですが、「ハシーディーム」(חָסִידים )の形で「聖徒たち」と訳され、主として詩篇に用いられています。またこの語は「恵み深い者」(詩18:25)とも訳されることばで、神のあわれみ(「ヘセド」חֶסֶד)の概念に基づく敬虔に強調点があるようです。すなわち、それは人格の優秀さにではなく、神の選びと恵みを賜わった者という点に強調がおかれているようです。
  • 神はいつの時代にも、霊とまことをもって神を礼拝する者たちを求めておられます。しかし今や、真の礼拝者たちが消え去り、見当たらなくなったというのです。こうした事態に、神は「今、わたしは立ち上がる」(12:5)という答えがこの詩篇の鍵のことばとなっています。
  • ところで、חָסִידחָסִידיםは、18世紀に東ヨーロッパで勃興したハシディズム運動があります。この運動はユダヤ教の信仰復興運動として注目すべき出来事です。そもそも、この運動は正統派ユダヤ教の知的偏重主義に対する反発として始まりました。この運動の創始者パールシェム・トーブ、通称、ベシュトはカリスマ的魅力をもっており、大勢の信奉者を集めました。その教えの強調点は、生き生きとした信仰、情熱的な礼拝、同胞意識の喚起、共同体生活の重視などにあります。ハシディズムのユダヤ教とは「教えの体系」というよりも、「生きる道」を重視し、歌や踊りを取り入れながら、神と人との親しい交わりを追求しました。また、この運動を通して多くの新しいメロディーが生まれ、それは後のイスラエルのフォークソングとなりました。
  • 詩4篇3節には「知れ。主は、ご自分の聖徒(חָסִיד)を特別に扱われるのだ。」とあります。聖徒があとを絶ち、・・人の子らの中から消え去ることを、神が決して良しとはされないということを知ることができます。

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