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礼拝用語Ps20(1)

詩20篇(1) 「誇る」 זָכַר ザーハル       

〔カテゴリー信頼〕

7節「ある者はいくさ車を誇り、ある者は馬を誇る。しかし、私たちは私たちの神を誇ろう。」※

※ここには一見、「誇る」という動詞が三回も使われているように見えますが、原文では一つです。この7節を直訳すると、「ある者たちは戦車で、またある者たち馬では、しかし私たちは私たちの神、主の名によって誇ろう。」となっています。

Keyword;「誇る」(新改訳、口語訳) 「唱える」(新共同訳、文語訳) remember, boast, prevail, invoke,

  • 「ザーハル」(זָכַר)が「誇る」と訳されているのは、詩篇20篇7節のみです。「ザーハル」(זָכַר)は、本来瞑想用語の一つであり、「思い起す」「思い出す」「心に覚える」「記念する」というように、これまで神がなされたことを静かに思い起こすといった意味合いのことばです。
  • この詩篇20篇は「油注がれた王」のためのとりなしです。苦難の中にある王のために、神が助けてくださるようにとのとりなしです。ここにはリーダーシップとフォロアーシップの麗しい関係が見られます。民のとりなしに答えて、王が自ら宣言しているのが6~8節のことばです。「今こそ、私は知る」とは、今はじめて知ったということではなく、今あらためて思い起こしたということではないかと考えます。
  • ダビデはかつて王になる前に、ペリシテ人の巨人―3m近い身長を持ち、60キロの鎧をつけた巨人―ゴリアテと戦いました。その戦いでダビデはゴリアテにこう言いました。「おまえは剣と槍と投げ槍をもって私に向って来るが、私はおまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。きょう、主はおまえを私の手に渡される。・・・すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るであろう。この全集団も、主が剣や槍を使わずに救うことを知るであろう。この戦いは主の戦いだ。」と宣言し、ダビデは投石袋の中に石を一つ入れて、それを放ち、ペリシテ人の額を打ちました。石はゴリアテの額に食い込み、彼はうつぶせに倒れました。イスラエルに勝利がもたらされたのです。まさに、この戦いはダビデが主の御名を唱えて勝利した象徴的な出来事でした。
  • ダビデの治世はイスラエルを強国にしましたが、後継者のソロモンはさらにその領土を拡大した結果、それを防御するために、次第に、主の御名ではなく、人間的な画策に頼るようになります。しかも、主によって禁じられている戦車を持つようになり、さらには、隣国との平和を保つために(同盟関係を結んで)、700人の妻と300人のそばめを持ちました。それらはすべて政略結婚です。こうしたことを考えると、「しかし、私たちは私たちの神を誇ろう。」との告白は、いかにイスラエルが隣国とは異なる「聖なる国民」であるという強い自己認識に立っているかを思い知らされます。
  • イスラエルの王制の理念を常に思い起こすこと、それが主の名によって誇ることになるのです。

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