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礼拝用語Ps76

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詩76篇 「誓いを立てる」 נָדַר ナーダル

〔カテゴリー誓約〕

11節「あなたがたの神、主に、誓いを立て、それを果たせ。」(新改訳)

Keyword; 「誓いを立てる」 make a vow, 76:11/132:2

  • 神に誓いを立てることは、旧約においては全くの自由意思による自発的な行為でした。それゆえその誓いはしばしば大きな力を持ちます。ひとたび誓ったならば、その誓いは必ず果たさなければなりません。それゆえ軽はずみな心で誓いをしてはなりませんでした。
  • 立てた誓いを「果たす」サーレーム(שָׁלֵם)ことについては、56篇13節で取り上げましたが、「あなたの誓いをいと高き方に果たせ。」(50:14)、「・・損になっても立てた誓いは変えない。」(15:4)とあるように、誓いを立てるナーダル(נָדַר)だけでなく、その誓いを果たすことが重んじられています。
  • さて、旧約聖書の中には神に誓いを立てた人物がおります。

    (1) ヤコブの誓い(創世記28章)
    「神がともにおられ、旅路を守り、生存の保障を与えて無事に父の家に帰ることができるなら、自分の財産の10分の1をささげる」との誓い。―たとい、この誓いがなくても、「主はヤコブとともにあり、どこへいってもヤコブを守り、この地に再び連れ戻す。決してあなたを見捨てない。」と主が約束しておられるにもかかわらず-


    (2) ハンナの誓い(Ⅰ サムエル1章)
    「もし男の子を授けて下さるなら、その子の一生を主にお渡しします」と誓願を立てたハンナ。祈りは聞かれ、男の子が与えられた。名はサムエル。第一子は母親にとって最も大切な存在である。その子が乳離れした頃、彼女は主に誓った通りに、主にささげた。


    (3) エフタの誓い(士師記11章)
    「アモン人との戦いにおいて、もし、主が勝利を与えてくださるなら、勝利して自分が帰って迎える最初の者を主にささげる」と誓ったエフタ。
    戦いに勝利して帰った彼を迎えた最初の者は、彼の一人娘であった。誓ったゆえに、その娘は結婚することもができず、主にささげられました。この誓いは軽はずみな誓いでした。


    (4) ナジル人の誓い(民数記6章)
    主のために聖別された者の証として酒や髪を切らなかった。

  • 神の誓いの例は「ザカリヤの賛歌」(ルカの福音書1章73節)の中に、「主は、・・その聖なる契約を、われらの父アブラハムに誓われた誓いを覚えて・・」あるように、神はご自身の誓いを決して忘れることなく、それを果たしてくださる方です。神の口からひとたび出たことば(約束、誓い)は、雨が降って元に戻ることがないように、決して、変更されることなく、必ず、果たされます。
  • 新約聖書ではヤコブの手紙に「私の兄弟たちよ。何よりもまず、誓わないようにしなさい。」(5:12)とあります。これはすべての誓いを禁止することではなく、自己正当化の手段としての軽はずみな誓いを戒めていることばです。

              

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