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礼拝用語Ps97

詩97篇「こおどりする」 גִּיל ギール、 שָׂמַח サマーハ

(カテゴリー:喜び、感謝)

1節「主は、王だ。地は、こおどりしגִּיל、多くの島々は喜べשָׂמַח。」(新改訳)
「主こそ王。全地よ、喜び躍れגִּיל。多くの島々よ、喜び祝えשָׂמַח。」(新共同訳)

Keyword; 「喜ぶ」
גִּיל  rejoice, glad, joy 2:11/9:14/13:4,5/14:7/16:9/21:1/31:7/32:11/35:9/48:11/51:8/53:6/89:16/96:11/97:1, 8/118:24/149:2
שָׂמַח glad, rejoice,
5:11/9:2/14:7/16:9/19:8/21:1/30:1/31:7/32:11/33:21/34:2/35:15,19,24,27/38:16/40:16/45:8/
46:4/48:11/53:6/58:10/63:11/64:10/66:6/67:4/68:3/69:32/70:4/85:6/86:4/89:42/90:14,15/
92:4/96:11/97:1,8.12/104:15.31.34/105:3.38/106:5/107:30,42/109:28/118:24/119:74/122:1/
149:2

  • 詩97篇も「主は王である」という一連のテーマを持つ詩篇の一つです。その王がこの地上に目に見える形で来られるとき、王である主を信じる者たちが主を見て、喜ぶように招かれています。詩97篇では喜びを表す動詞が5回と名詞が1回使われています。1節の他に、8節「シオンは聞いて喜び(שָׂמַח)、ユダの娘たちもこおどりしました(גִּיל)。」
  • 11節「喜び (שָׂמַחの名詞שִׂמְחָה)は、心の直ぐな人のために。」
  • 12節「正しい者たち、主にあって喜べ(שָׂמַח)。」
  • 「喜ぶ」という動詞は複合的に使われることが多いようです。例えば、「喜び歌う」「喜び楽しむ」「喜び叫ぶ」「喜び躍る」「喜び祝う」「喜び迎える」「喜びの声をあげる」など。
  • キリストが再臨されるとき、「むなしいものを誇りとする者は、みな恥を見」(7節)ますが、「シオン」「ユダの娘たち」「主を愛する者たち」「聖徒たち」「心の直ぐな者たち」「正しい者たち」は、主を喜びます。この喜びは、終末論的、存在論的、救済論的喜びです。しかも、光―啓示の光、悟りの光、愛の光―と同時に、喜びの種もすでに彼らの心の中に蒔かれています。やがてそれらの種は芽吹き、大きな喜びの花を咲かせます。
  • キリストの初臨の時、そこに大いなる喜びがあったことをルカはその福音書で記しています。

    ①「イエスをあかしするバプテスマのヨハネの誕生の喜び」(1章14, 44節)、
    ②「マリアの喜びの賛歌」(1章47節)
    ③「羊飼いたちに伝えられた喜びの知らせ」(2章10節)
    ④「御子の任命式における御父の喜び」(3章22節)
    ⑤「名が天に書き記されていることの喜び」(10章20節)
    ⑥「聖霊による喜び」(10章21節)
    ⑦「失われたものが見つかった喜び」(15章6, 9, 10, 32節)
    ⑧「復活のイエスの出会いと約束の喜び」(24章52節)

  • これらに共通するのは、まさに神に愛される喜び、見出された喜びです。


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