****** 詩篇は、神と私たちの生きた関係を築く上での最高のテキストです。******

終わりが来る。その終わりが来る。

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84. 終わりが来る。その終わりが来る。

【聖書箇所】 エゼキエル書 7章6節

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【読み】
ーツ ー ー ハツーツ 
ヘーーツ エーーイフ ヒンー バー

【文法】
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【翻訳】

【新改訳改訂3】
終わりが来る。その終わりが来る。あなたを起こしに、今、やって来る。
【口語訳】
終りが来る。その終りが来る。それが起って、あなたに臨む。見よ、それが来る。
【新共同訳】
終わりが来る。終わりが来る。終わりの時がお前のために熟す。今や見よ、その時が来る。
【NKJV】
An end has come, The end has come; It has dawned for you; Behold, it has come!
【NIV】
The end has come! The end has come! It has roused itself against you. It has come!

【瞑想】

エゼキエル書6章と7章には、「わたしが主であることを知ろう」という定型句が七回使われています(6:7, 10, 13, 14/7:4, 9, 27)。「主を知る」ことは、ここでは具体的に「主のさばきを知る」ことと同義です。そして7章では、「主のさばき」を、「終わりが来る」(2, 3, 6節)、「その時が来る」(7節)、「その日が来る」(10節)、「その日が近づいた」(12節)という表現で言い直されています。

主のさばきの同義.PNG

7章の7節と10節に「終局」(新改訳、新共同訳)という言葉があります。口語訳は「最後の運命」と訳しています。岩波訳は「輪」と訳しています。このことばの原語は「ツェフィラー」צְפִירָהで、旧約では三回しか使われていません(イザヤ28:5、エゼキエル7:7, 10)。この語彙は「花輪、(環状の)冠、循環、夜明け、終局」といった意味のようです。7節の後半に、その日(終局)は「歓声の日ではなく、恐慌の日だ」とあります。このことから、終局にはある者にとっては「報いとして喜びの冠が与えられる日」となれば、ある者にとっては「恐怖の日」ともなることを示しています。

イスラエルの民に対する神のさばきは神の統治(ミシュパート)の中の一面です。旧約における神のさばきの実例はひとつの型であって、使徒パウロが言うように、今日に生きる私たちに対する教訓的戒めなのです。私たちが「主を知ること」は、「主の正しいさばきを知ること」を意味します。そして、やがて私たちひとりひとりは、主のさばきの座で自分のした行いについてさばかれるのです。それはある者たちにとっては「喜びの日」となりますが、ある者にとっては「恐怖の日」となります。

しかもこの「終局」のさばきは、必ず来ることを聖書は繰り返して教えています。たとえば、主が王であることを告白する詩篇にそのことが多く取り上げられています。例えば、詩篇96篇の最後の13節にはこうあります。

確かに、主は来られる。
確かに、地をさばくために来られる。
主は、義をもって世界をさばき、
その真実をもって国々の民をさばかれる。

同じ内容が詩篇98篇9節にもあります。神は義と真実、公正をもってさばかれます。特に、神の民にとってはそれにふさわしい歩みをしたかどうかでさばかれます。どこまでもこの世の基準ではなく、神の基準、神の善悪の知識による基準でさばかれるのです。

今や、王であるキリストはさばきの座に着いておられます。信仰によってこの方とのかかわりを持つことができた者にとっては、終局のさばきは決して恐ろしいものではありません。なぜなら、キリストの義と真実が完全な救いを保証してくださっているからです。さらに、救いのみならず、神の子としてどのように歩んだかによって、それにふさわしい報いが与えられます。ある者にとってその報いは、朽ちることのない「冠」として与えられます。その「冠」とは、「喜びの冠」「いのちの冠」「金の冠」であり、永遠にしぼむことのない「栄光と誉れの冠」です。

神のさばきの座の前に私たちひとりひとりがやがて立つという真理は、私たちの生き方を確実に変えるはずです。ですから、神のさばきを決しておろそかにしてはならないのです。

神(キリスト)のさばきの御座というテーマは、神の子どもとされた者たちが、主を知ることにおいて、また、主に仕えていくことにおいて、より優れた形で、より確実な形で動機づけられると信じます。


2013.5.9


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