****** キリスト教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

花嫁なる教会をきよめ整える花婿キリストからの手紙(2, 3章)

本論 1. 花嫁なる教会をきよめ整える花婿キリストからの手紙

(1) 手紙の目的と普遍性

① 黙示録2章、3章には七つの教会(エペソ,スミルナ,ペルガモ,テアテラ,サルデス,フィラデルフィヤ,ラオデキヤ)に対するキリストの具体的使信が記されている。その使信の内容と目的は、主ご自身の教会を花婿なるキリストの花嫁としてきよめるためである。

② 各教会に向けられた言葉は、一般的でいつの時代にも適用できる価値あるものであり、実際には教会全体に向けられている。特定の状況について言及している場合にも、象徴的な固有名詞(イザベル、バラム、バラクなど)を用いることによって状況は普遍化されている。キリストは、歴史的にも地理的にも、はっきり限定された地域の教会共同体にことばを向けると同時に、七つという数が選ばれていることによって、特定の地域教会の枠を越える普遍的展望をもって語っていると理解できる。

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(2) 黙示録2章、3章と礼拝との関係

① これら七つの教会に宛てた手紙は花婿なるキリストからきたものである。花嫁なる教会が花婿なるキリストにふさわしく整えるために、その関係を見直すようにとうながされている。花嫁は花婿の言われることに耳を傾けることこそ礼拝なのである。聖書では「聞く」ことは「従う」ことと同義である。しかもその従順の動機は愛である。

② すべての教会に「耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい」と語られている。なぜ御霊が語られるのか。主は直接ヨハネに語られ、諸教会はヨハネが書いた書簡を読むだけである。したがって読むことで理解するためには、聖霊の助けが必要であった。

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