詩7篇/B
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◆詩篇7篇の「私の盾は神にあり」をキーワードとして瞑想したいと思います。「盾」というこ とばは、これまでにも何度か出てきました。3篇3節の「あなたは私の回りを囲む盾」、5章12 節の「主は、…大盾で囲むように、愛で彼らを囲まれます。」と。
◆聖書においてはじめて登場する「盾」は、創世記15章1節です。「アブラムよ。恐れるな。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは、非常に大きい。」 これは、アブラハムがケドルラオメルとその連合軍と戦っ て、甥のロトを救い出したばかりか、奪われたソドムとゴモラの全財産と食糧を奪い返した後に語られた主のことばでした。アブラハムの心の中に報復の恐れがあったものと思われます。
◆「私の盾は神にあり」とは、自分で自分を防御しない、また攻撃もしない、無防備の生き方です。それが可能なのは、神が私の盾となってくださるという信仰があるからです。神を自分の盾とする生き方こそ、真の平和への道、ピース・メーカーの生き方だと信じます。
◆御子イエスは御父のもとに身を避け、信頼し、御父の盾の中に自らを置かれました。この生き方こそ、神の子とされた私たちのライフスタイルだと信じます。特に、御子イエスの幼子の姿、十字架への道も、人間的には全くの無防備でした。しかし、御子が御父の盾の中に自らを置くことで御父が御子を守られました。その結果、敵のありとあらゆる計略、策略から勝利されました。「私の盾は神にあり」と平和の君なるイエスに倣いつつ歩みたいと思います。