****** キリスト教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

霊的成長のプロセスにおいて自分はどこにいるかを知ること

48. 霊的成長のプロセスにおいて自分はどこにいるかを知ること

  • 詩篇瞑想の旅において、自分がどこにいるかを知ることはとても大切なことです。キリスト教会の歴史においても、キリスト者個人の歩みにおいても、その霊的プロセスにおいて四つの段階を常に繰り返しているように思われます。(ですから、どの段階からはじまっても良いのですが、以下の段階で考えてみます。) 
  • 第一段階は、刷新・改革期です。霊的な飢え渇きが起こり、リバイバルを求める祈りが起こり始めます。それまでの行き詰まり感が祈りによって刷新され、様々な領域で神のいのちが回復されます。また様々な冒険がなされ、新しいことが始まっていきます。  
  • 第二段階は、成長と拡大期です。量的にも質的にも成長がみられます。さまざまなものが有機的に生かされていくようになります。  
  • 第三段階は、安定期です。それまでのさまざまな運動体が組織化され、制度化され、神学化され、ひとつの伝統が形成されます。と同時に、いのちの固定化が始まります。  
  • 第四段階は、停滞期です。それまでの成長・拡大期のひずみが起こり、固定化による行き詰まり感がやってきます。時には分裂を引き起こし、無関心、無気力感が漂い始め、様々な冷却化現象が起こってきます。そして再び、刷新と改革への待望が起こるのです。
  • これら四つの段階は必ずしも単純ではありませんが必然的プロセスです。私たちは歴史的存在ですからこのプロセスから免れることはできません。しかも、これらのプロセスを繰り返しながら、歴史は明確にある方向(救いの終末)へと進んでいるのです。それゆえ自分が今どこにいるかを知り、次のプロセスに進むために神を待ち望まなければなりません。それぞれの段階において、私たちは全面的に神に拠り頼む必要があります。神はどの段階においても私たちと共におられます。そして一つ一つの段階における役割を担わせられているのです。それが時代認識、あるいは歴史認識といえると思います。この認識が今の私たちに必要とされているのではないかと信じます。

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