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2章10節


創世記2章10節


【新改訳2017】
一つの川(נָהָרの単数)がエデンから湧き出て(יָצָאの分詞)、園を潤していた(שָׁקָה)。それは園から分かれ(פָּרַד)て、四つの源流(רֹאשׁの複数רָאשִׁים)となっていた。


  • エデンから湧き出る一つの「川」が園を潤していたとあります。「潤す」と訳された「シャーカー」(שָׁקָה)は2章6節でも使われています。「シャーカー」は「水を注ぐ、水を飲ませる」の意味にも使われます。これは聖霊を表わす象徴です。エデンは神のみことばと共に無限のいのちの水がよって潤され、渇くことがない世界です。イェシュアはサマリヤの女にこう言われました。「わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」(ヨハネ4:13~14、新改訳2017)と。まさにこれはエデンの園の回復を意味しています。
  • エデンから湧き出る川は四つの川となって分かれ出ました。四つの川の「源流」は複数形で「ローシーム」(רָאשִׁים)となっています。「源流」の原義は「ローシュ」(רֹאשׁ)で「頭」を意味します。まさに人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ることをイメージさせます。聖書では「四」は「すべて」「すべての面において」「全世界」を意味する数です。そして「分かれる」と訳された「パーラド」(פָּרַד)は、地上の諸民族が洪水後にノアの三人の息子から「分かれ出た」というところでも使われています(創世記10:32)。また神の計画を担う民の本流と支流を分ける意味でも使われています(創世記13:9)。
  • と同時に、神のご計画においては、「離散した全イスラエル」が最終的に全世界の四方から集められて、神の都エルサレムに連れ戻されます。それはすでにエゼキエルが預言している通りです。

【新改訳2017】エゼキエル書 37章21 節
彼らに告げよ。『【神】である主はこう言われる。見よ。わたしはイスラエルの子らを、彼らが行っていた国々の間から取り、四方から集めて彼らの地(=エルサレム)に導いて行く。』

  • 「川」の原語は「ナーハール」(נָהָר)です。エデンの園にある源泉としての「一つの川」は、園の全体を潤すために四つの支流となって流れ出ます。そして、その後「一つの川」は、ヨハネの黙示録22章1節によると、「新しい天と新しい地」においては、御座から流れ出るいのちの水の「川」となり、川の両岸にはいのちの木があり、12種の実をならせ、その葉は諸国の民をいやす(=元気づける)とあります。ここに、「エデンの園」と「聖なる都である新しいエルサレム」とが整合性を持っていることも分かります。

2018.11.29

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