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2. ルツ記の重要思想をあらわす用語

歴史書(1)の目次

ルツ記 2. 重要思想をあらわす用語


(1) ゴーエール・・「買い戻しの権利のある親戚」

①使用頻度
この用語はルツ記の中で7回使われている。
2章20節、3章9節、12節、4章1節、3節、6節、8節参照。

②三つの義務
ゴーエールについての律法規定は、レビ記25, 27章、民数記35章、申命記19章、ヨシュア記20章に詳しく説かれている。それらを総合するとゴーエールには三つの義務があったことが分る。

  • もしある人が生活に困り果てて、そのために身売りして奴隷になったり、土地を処分しなければならなくなったりした場合、ゴーエールとなる人は、その能力に応じて、兄弟とその関係者、ならびに兄弟の土地を買い戻さなければならなかった。 
  • ゴーエールとなる人は、自分の兄弟が殺された場合、その報復者とならなければならない。
  • ゴーエールとなる者は、兄弟が子孫を残さずに死んでしまった場合、遺された妻をめとり、その妻が産んだ初めの男の子に死んだ兄弟の名前を継がせて、その名がイスラエルから消し去られないようにしなければならなかった。

③ゴーエールの資格
その資格は近親者であるが、実際は一番近い親類が特別な意味でゴーエールと呼ばれた。このように、ゴーエールは、親類として、落ちぶれて困窮している親類のために、金銭的な犠牲を払ってその苦境から救い出す義務と責任があることを律法によって定められていた。律法で定められていたとは言え、かなりの経済的な負担と、そのうえ親族の妻と結婚するとなれば、おいそれと簡単に引き受けられるようなものではなかった。それゆえ、落ちぶれた本人も気安く頼むわけには行かない現実があったことを理解しておく必要がある。


(2) はからずも・・2章3節

  • 「たまたま」と訳している聖書もあるが、このことばは、世間で言う俗に運命とか偶然の出来事を意味することばではない。「はからずも」とは、人の思いや願いや計画をはるかに越えた実に不思議な導き(=摂理)をあらわすことばである。神の主権をあらわすことばとも言える。
    ⇒使徒パウロの頌栄を見てみよう。そこには、「はからずも」の神の栄光がたたえられている。

①エペソ人への手紙3章20節
「どうか、私たちのなしうる限りの祈り、願い、望みを無限に越えて、つまり、私たちが大胆に願い求め、夢見ることもはるかに及ばないすばらしいことを、その偉大な力でなされる神様に、栄光がありますように。」(リビング・バイブル訳)

②ローマ人への手紙11章33節、36節
「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばき(神の取り決め)は、何と知り尽くしがたく、その道(取り決めの方法)は、何と測り知りがたいことでしょう。・・・すべてのことが、神から発し、神によって成り、神に至る・・(の)です。どうか、この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。」



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