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さあ、私たちは喜び踊ろう(ハヴァー・ナギラ)

【歌で覚えるヘブルの学び】

さあ、喜び踊ろう(ハヴァ・ナギラ)

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  • 「ハヴァ・ナギラ」という歌は結婚式や祝いごとなどで歌われますが、神の救いを喜び楽しむ歌でもあります。ですから、「喜び」をあらわす動詞がなんとこの歌には三つも使われています。

    (1) 小躍りして喜ぶ、歓声を上げることを意味する「ギールגִּיל
    (2) 喜び祝う、喜び楽しむことを意味する「サーマハשָׂמַח

    • 聖書の詩篇では「サーマハשָׂמַחと「ギールגִּילは、しばしばワンセットで用いられます。

    (3) 大喜で喜び叫ぶ、声高らかに歌う、喜びの声を上げることを意味する「ラーナンרָנַן

  • 「ハヴァー」הַבַהは「さあ~しよう」という意味の感嘆詞(かけ声)です。英語では Come!!
  • 「ナーギーラー」נָגִילָהは「ギール」גִּילの1人称複数ヒフィール形で「私たちは喜び踊ろう」の意味。
  • 「ヴェ・ニスメハー」וְנִשְׂמְחָהは接続詞の「ヴェ」וְと「サーマハ」שָמַחの1人称複数で、「そして私たちは喜ぼう」の意味。
  • 「ネラネナー」נְרַנְּנָהは「ラーナン」רָנַןの1人称複数で「私たちは喜び歌おう」の意味。
  • 「ウールー」עוּרוּは「ウール」עוּרの命令形で「立ち上がれ、目覚めよ、奮起せよ」という意味。
  • 「アヒーム」אַהִיםは兄弟、同胞を意味する「アーハ」אָחの複数形。
  • 「べ・レーヴ」は、前置詞の「べ」בְּに心を意味する「レーヴ」לֵב。前置詞の「べ」בְּは本来、「~の中で」という意味ですが、ここでは「心から」と訳します。
  • 「サメーハ」שַׂמֵּחは「サーマハ」שָׂמַחの命令形で「喜びなさい」の意味。

●この曲は、アシュケナージ系(東欧系)ユダヤ人の宗教的一派である「ハシディーム」(敬虔なる人々)の影響の強い歌です。ユダヤ人はトーラー(モーセ五書)を一年周期で朗読していきますが、それが終わると「シムハット・トーラー」(「律法の喜び」)と言って、歌い踊りながら神を賛美します。「ハヴァ・ナギラ」もそうした流れの曲と言えます。

2012.1.5


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