エゼキエル書の構成(四つの区分)
エゼキエル書の構成(四つの区分)
●ウイットネス・リーは、「エゼキエル書」(旧約ライフスタディ, 日本福音書房、2016.11発行)を四つの区分としています。
第一区分は、第1章で主の栄光の外観のヴィジョンが提示され、神がどのように現わされ、神がどのように行動され、神が四つの生き物の組み合わせを通してどのように統治されるかを啓示しています。ウィットネス・リーは難解と言われている第一区分に約180頁を割いています。ケルビィムと共に動く車輪について詳しく記されていますが、このヴィジョンの最重要な点は「御座の上の人」(1:26~27)です。
第二区分は、第2章から第32章で、火よる神のさばきによって、神の民と異教の諸国民がさばかれることを扱っています。
第三区分は、第33章から39章で、いのちによる神の民の回復に関して扱っています。神のさばきは火によってですが、回復はいのちの霊によってなされます。
第四区分は、第40章から48章で、聖なる神殿の建造を扱っています。
●エゼキエル書は主の栄光のヴィジョンの現れで始まり、神の聖なる建造で終わります(栄光のヴィジョン、さばき、回復、建造の四つの事柄)。これらは神の目標が「建造」にあること、つまり「神と人とが共に住むこと」を啓示しています。
2021.5.4
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