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ホセア書の瞑想を始めるに当たって


ホセア書の瞑想を始めるに当たって

●旧約における「12の小預言書」の最初の書に「ホセア書」があります。「12」という数は、「神が欲し、慕い、切望する」という意味の「アーヴァー」(אָוָה)のゲマトリアです。そうした思いを持ってこれらの「小預言書」を見るならば、親しみが湧いてきます。

●「12の小預言書」は、著者も書かれた時代もそのテーマも異なっているにもかかわらず、神のご計画のヴィジョンが貫かれています。それは「イスラエルの民の死と復活」です。創世記が示しているように、「茫漠として何もない」「トーフー・ヴァーヴォーフー」(תֹהוּ וָבֹהוּ)の地の状況(=死の状態)から、光であるイェシュアによって地が復活させられるという神のご計画が、イスラエルという民の歴史の場で実現されていくのです。創世記1章の「夕があり、朝があった」というフレーズは、まさにイェシュア自身の「死と復活」を預言しているのです。「12の小預言書」は、イェシュア自身の「死と復活」の出来事が、イスラエルの民に起こることをみなこぞって預言しているのです。

●特に、ホセア書では北イスラエルのみに集中しています。そして彼らに対する主の「恵み」(「ヘセド」חֶסֶד)が強調されています(2:19, 4:1, 6:4, 6, 10:12, 12:6)。「ヘセド」は「真実の愛」とも言い換えられます。イスラエルに対する主の愛は尋常なものではないことを深く味わいたいものです。

2020.12.8
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