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礼拝用語Ps57

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詩57篇「ゆるがない、定まる」 כּוּן クーン

〔カテゴリー誓約〕

7節「神よ。私の心はゆるぎません。私の心はゆるぎません。私は歌い。ほめ歌をうたいましょう。」(新改訳)
7節「神よ。私の心は定まりました。・・私は歌い、かつほめたたえます。」(口語訳)
7節「神よ。わたしは心を確かにして、あなたに賛美の歌を歌います。」(新共同訳)

Keyword; 「確かにする」 steadfast, establish, ready, 

  • 新改訳で「ゆるぎません」と訳されたクーン(כּוּן)は「堅くする、堅く定める、堅く立つ、定める、準備する、備わる、確かにする、ゆるがない、確保する、強くする、整える」といった意味があります。堅実、確固な態度を取るといったイメージです。
  • 詩57篇7節では、「私の心は定まりました。」「確かにして、ゆるぎません」と二度も繰り返して誓約しています。その具体的な内容は、「私は神に歌い(שִׂיר)、ほめ歌を歌う(זָמַר)という誓約です。」―I will sing and touch the strings― また、9節では「主よ。私は国々の中にあって、あなたに感謝し(יָדַה)、・・あなたにほめ歌を歌いましょう(זָמַר)。」とあるように、賛美への誓いのゆるぎなさを告白するものです。しかもその賛美は作者が「暁を呼び覚ましたい」ほど、つまり、夜を徹するほどでした。
  • ダビデは、神殿礼拝において、文字通り24時間、絶えることのない賛美を神にささげようとした人でした。そのためにレビ人による聖歌隊や祭司たちの演奏する楽器を準備しました。神の国であるイスラエルにおいて、国をあげて、賛美をもって神を礼拝し、神の臨在を呼び覚ますことが彼のヴィジョンでした。
  • ちなみに、詩57篇7~11節はそのまま詩108篇1~5節にもそのまま使われています。ということは、この一連のフレーズが模範的な「賛美の誓い」であったと言えます。ダビデと同じく、私もこうした誓いをしたいと思わせられます。―神よ。私の心はゆるぎません。私の心はゆるぎません。私は歌い、ほめ歌を歌いましょう。私のたましいよ。目をさませ。十弦の琴よ。立琴よ、目をさませ。私は暁を呼びさましたい。主よ。私は国々の民の中にあって、あなたに感謝し、国民の中にあって、あなたにほめ歌を歌いましょう。あなたの恵みは大きく、天にまで及び、あなたのまことは雲にまで及ぶからです。神よ。あなたが、天であがめられ、あなたの栄光が、全世界であがめられますように。
  • 信仰によって「堅く立つこと」の大切さは使徒パウロも語っています。
    「神に感謝すべきです。神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました。ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。」(Ⅰコリント、15章57~58節)

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