αἵμα
エペソ書の瞑想の目次
エペソ書の重要語彙のリスト
αἵμα 血、血潮
- 「血」を表わすギリシア語の「ハイマ」αἵμαは、新約聖書97回使われていますが、特に、ヘブル書とヨハネの黙示録の特愛用語です。それぞれ21回、19回使われています。ヘブル書では大祭司であるキリストの血、ヨハネの黙示録では小羊の血について述べています。
- 「血」は、いのちそのものである「血液」を意味しますが、聖書で使われる場合は、キリストが十字架の上で流された血を指しています。流れる血のゆえに、「血潮」とも呼ばれます。
- 旧約では人々の罪をが赦されるためには、傷のない動物の犠牲の血が祭壇の上に流される必要がありました。血はいのちそのものであり、その血が罪を贖うことができたのです。
- 旧約においては日々血が流れましたが、新約では、「ただ一度」しかも、完全で、永遠に有効な血が流されました。それがイエス・キリストの十字架の血です。イエスは言われました。「これは、わたしの契約の血です。罪を赦すために多くの人のために流されるものです。」(マタイ26:28)
- エペソ書においては、「血」ハイマαἵμαは、エペソ書では3回使われています。キリストと関係あるのは、以下の2回のみです。
1:7
「私たちは、この御子のうちにあって、御子の血による贖い、すなわち罪の赦しをうけているのです。これは神の豊かな恵みによることです。」
2:13
「・・今ではキリスト・イエスの中にあることにより、キリストの血によって近い者とされたのです。」
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