エレミヤ書
聖書を横に読むの目次
12. 「エレミヤ書」の瞑想
ベレーシート
- エレミヤは、ヨシヤの治世13年に預言者として召され、エホアハズ、エホヤキム、エホヤキン、ゼデキヤの時代を経て、エルサレム陥落後まで活動した預言者です。それはイスラエルの歴史において、大きな曲り角に当たる、最も悲劇的な時代を生きた預言者です。つまり、ユダ王国がバビロン捕囚という破局に向かって進んでいた時代、まさに動乱の時代に神のことばを語ることがエレミヤに定められた召しでした。エレミヤは「涙の預言者」と言われるほどに、悲しみを体験した預言者でもあります。
- エレミヤはバビロン捕囚という破局の証人であるばかりか、その出来事の深い秘密についての解説者でもあるのです。エレミヤ書をじっくりと瞑想することによって、神の心臓にふれることができることを期待したいと思います。
- 最後に、エレミヤ書はエゼキエル書とは異なり、年代順に記述されていません。したがって、聖書通読によって理解できる書ではありません。整理して読む必要があります。
イルメヤーフー
Jeremiah
エレミヤ書の瞑想
2012.12.28~2013.4.23
No. | 聖書箇所 | タイトル | 瞑想日 |
01 | 1章1~3節 | 表題 エレミヤのプロフィール | 2012.12.28 |
02 | 1章4~10節 | エレミヤの召命(1) | 2013.01.11 |
03 | 1章11~19節 | エレミヤの召命(2) | 2013.01.12 |
04 | 2章1~13節 | 初めの愛から離れたイスラエルの民 | 2013.01.15 |
05 | 2章14~37節 | イスラエルに対する神の問いかけ | 2013.01.16 |
06 | 3章1~25節 | あり得ない神の呼びかけ ★ | 2013.01.18 |
07 | 4章1~25節 | 神の警告のことば「さもないと」★ | 2013.01.19 |
08 | 5章1~31節 | 神の葛藤 | 2013.01.23 |
09 | 6章1~30節 | いこいのある幸いな道を見いだせ | 2013.01.25 |
10 | 7章1~34節 | 「天の女王」崇拝への審判 | 2013.01.29 |
11 | 8章1~22節 | 鳥も自分の帰る時を守るのに・・ | 2013.01.30 |
12 | 9章1~26節 | 誇る者は、主にあって誇れ | 2013.02.01 |
13 | 10章1~25節 | 主よ。あなたに並ぶ者はありません | 2013.02.02 |
14 | 11章1~23節 | わたしの愛する者 | 2013.02.08 |
15 | 12章1~17節 | 「私の心の愛するもの」「私のぶどう畑」★ | 2013.02.09 |
16 | 13章1~27節 | 腐ってしまった亜麻布の帯 | 2013.02.12 |
17 | 14章1~22節 | 祭司的預言者としてのエレミヤ | 2013.02.13 |
18 | 15章1~21節 | 預言者としての使命に動揺するエレミヤ | 2013.02.15 |
19 | 16章1~21節 | エレミヤの独身生活は一つの象徴的行為★ | 2013.02.16 |
20 | 17章1~27節 | 人の心は何よりも陰険で、それは直らない | 2013.02.19 |
21 | 18章1~23節 | 陶器師の手の中にある粘土のように | 2013.02.20 |
22 | 19章1~15節 | 砕かれた陶器師の器 | 2013.02.22 |
23 | 20章1~18節 | エレミヤの労苦と苦悩 | 2013.02.23 |
24 | 21章1~18節 | ユダの最後の王ゼデキヤの愚かさ | 2013.02.26 |
25 | 22章1~23章8節 | 王宮の廃墟とメシヤ出現の約束 ★ ★ | 2013.02.27 |
26 | 23章9~40節 | 偽預言者たちの語るメッセージ | 2013.03.01 |
27 | 24章1~10節 | 二つのかごに入ったいちじくの啓示★ | 2013.03.02 |
28 | 25章1~38節 | 「七十年」と「主の燃える怒り」という語彙 | 2013.03.05 |
29 | 26章1~24節 | エレミヤをかばった人々 | 2013.03.06 |
30 | 27章1~22節 | バビロンの王に仕えて生きよ(軛の預言)★ | 2013.03.08 |
31 | 28章1~17節 | 預言者ハナヌヤとの対決 | 2013.03.09 |
32 | 29章1~32節 | 捕囚の民に書き送ったエレミヤの勧告の手紙★ | 2013.03.12 |
33 | 30章1~24節 | イスラエルとユダの回復の預言 ★★ | 2013.03.13 |
34 | 31章1~22節 | イスラエルとユダの回復のヴィジョン★ | 2013.03.15 |
35 | 31章23~40節 | 「見よ。その日が来る。」(新しい契約)★ | 2013.03.16 |
36 | 32章1~40節 | 「この国で再び畑が買われるようになる。」★ | 2013.03.22 |
37 | 33章1~26節 | 理解を越えた大いなる事 ★★ | 2013.03.23 |
38 | 34章1~22節 | 政治の世界は、常に駆け引き | 2013.03.26 |
39 | 35章1~22節 | 「彼ら(レカブ人)に酒を飲ませよ」 | 2013.03.27 |
40 | 36章1~32節 | 巻き物を切り裂き、火で焼いたエホヤキム | 2013.03.29 |
41 | 37章~38章 | 生きるか死ぬか、究極の選択を迫るエレミヤ | 2013.03.30 |
42 | 39章1~18節 | エルサレム陥落 | 2013.04.03 |
43 | 40章~41章 | ゲダルヤの総督としての任命と暗殺 | 2013.04.05 |
44 | 42章~43章7節 | 致命的な誤りをもたらした根源的要因 | 2013.04.06 |
45 | 43章8節~44章 | エジプトへ逃れた者たちへのさばきの預言 | 2013.04.09 |
46 | 45章1~5節 | バルクに対するいのちの保障の約束 | 2013.04.10 |
47 | 46章1~28節 | ユダの王エホヤキムの第四年に(BC.605) | 2013.04.12 |
48 | 47章1~7節 | ペリシテ人に対する主の剣(ヘレヴ) | 2013.04.13 |
49 | 48章1~47節 | モアブに対する主のミシュパート | 2013.04.16 |
50 | 49章1~50節 | バビロン帝国の支配領域と諸国民のさばき | 2013.04.17 |
51 | 50章1~46節 | 主に争いをしかけたバビロン★ | 2013.04.19 |
52 | 51章1~58節 | 主に仕える御使いたちの表象 | 2013.04.20 |
53 | 51章59~64節 | エレミヤがバビロンの滅亡のすべてを記した時 | 2013.04.20 |
54 | 52章1~34節 | エホヤキンに対する優遇措置とその意味 | 2013.04.23 |
★印は「メシア預言」、★印は北イスラエルを含む回復の預言。
トピック
(1) | ヨシヤの王の31年間の治世について |
(2) | エレミヤ書の構造 |
(3) | ヘブル語動詞の「ハーヤー」について |
(4) | エレミヤとイザヤ |
(5) | エレミヤとホセア |
(6) | エレミヤ書における「残りの者」(レムナント)の思想 |
(7) | 新バビロンの王の名前 |
(8) | エレミヤ書におけるイスラエルの回復の預言 |
(9) | エレミヤの召命の必然性 |
(10) | 「『見よ。その日が来る。』-主の御告げー」の意味 |
2012.12.26
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