アドベント瞑想1
アドベントの瞑想 2010
はじめに
●「クリスマス」ー救い主の降誕祭ーをよりよく迎えるために、キリスト教会はその前の期間を「待降節」(アドベント)として霊的な準備の期間として用いてきました。
●ところが、毎年迎えるこの期間の過ごし方が習慣的なものとなっていることは否めません。しかも日本では「師走」という最もせわしないこの時期、キリスト教会もそれに劣らずクリスマスを伝道の好機として、さまざまなイベントの準備で忙しくしています。そのために本来のアドベントの意義を完全に見失っています。むしろ、この時期を意識的に、あらたな思いと期待をもって神の賜物である御子イエス・キリストを瞑想する時として心を整え、備える必要が逆に求められています。神から来る静まりの中で、「ことばに表わせないほどの神の賜物」ー御子イエスの受肉の神秘と再臨の希望ーに深く思いを馳せる時こそ、真のアドベントだと信じます。
アドベント瞑想(1)のプラン
聖書箇所 | 瞑想のテーマ | |
第1日 | マタイ1:18~25 、イザヤ7:14 | 預言された一つのしるしー「インマヌエル」 |
第2日 | ルカ1:26~38 | 受胎告知「アヴェ・マリア」 |
第3日 | ルカ1:46~55 | マリヤの賛歌「マニフィカート」 |
第4日 | ルカ1:67~79 | ザカリヤの賛歌「ベネディクトゥス」 |
第5日 | ルカ2:14 | 天軍賛歌「グローリヤ」 |
第6日 | ルカ2:25~35 | シメオンの賛歌「ヌンク・ディミティス」 |
第7日 | ルカ2:8~20 | クリスマスの脇役たち(1)「羊飼いたち」 |
第8日 | マタイ2:1~12 | クリスマスの脇役たち(2)「東方の博士たち」 |
第9日 | ヨハネ1:14~18 | ことばは人となって私たちの間に住まわれた |
補塡 | キリストの再臨を待ち望む |
●このプランでは、アドベントからクリスマスまでの期間に、三日に一つのテーマを瞑想するようにしています。
瞑想期間〔2010.11.29~12.24〕
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