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創世記の記者の視点と意図、主題、構造

創世記1.  創世記の記者の視点と意図、主題、構造

(1) 創世記の記者の視点と意図

〔視点〕
モーセ五書の著者であるモーセは、創世記を出エジプトという救いの事実から見直して書いている。つまり、イスラエルの民にとってエジプトからの救出の出来事は、彼らの先祖であるアブラハム、イサク、ヤコブとの契約関係のゆえになされたことであることが啓示される。※脚注 そしてさらに、神の救いの計画のために選ばれたアブラハムと最初の人アダムがどのような関係にあるかという視点から叙述されている。

〔意図〕
創世記は、モーセ五書や旧約聖書だけでなく、聖書全体の序論的性格、すなわち、神の救いの歴史(救済史)の〔はじめ〕を示す意図がみられる。天地創造のはじめ、人類のはじめ、罪のはじめ、神の民のはじめ(すなわち、神の救いの計画の本格的な担い手としてのはじめ⇒信仰の父アブラハム)が記されている。

(2) 創世記の主題

  • 創世記の主題は《神の民のはじまり》である。そこには、堕落した人間(世界)の救いを担う神の民がどのようにはじまったかが記されている。

(3) 創世記の構造

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