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「思い出す」

詩119篇(5) 「思い出す」 זָכַר ザーハル          

(カテゴリー: 瞑想)

52節「主よ。私は、あなたのとこしえからの定めを思い出しזָכר。慰めを得ました。」
55節「主よ。私は、夜には、あなたの御名を思い出しזָכַר ・・・」

Keyword; 「思い出す」 remember, 9:12/20:3/22:27/25:6, 7/42:4, 6/63:6/74:2, 18, 22/77:3, 6, 11/78:35/78:39,42/
83:4/88:5/89:47/89:50/98:3/103:14/105:5, 8, 42/106:4, 7, 45/109:14/111:5/115:12/119:49, 52,55/132:1/136:23/137:1, 6, 7/143:5

  • 瞑想用語の一つであるザーハルזָכַר(zakhar)は、これまでも何度も取り上げてきました。詩20篇7節では「誇ります」、詩71篇16節では「心に留めます」、詩77篇3, 6, 11節では「思い起こします」、そして今回の詩119篇52, 55節では「思い出す」です。とりわけ、詩篇特愛の動詞です(旧約全体222回、詩篇は52回)。
  • 詩119篇は、バビロン捕囚において、その地で自分たちのアイデンティティを再発見し再建すべき課題に迫られることを余儀なくされていました。自分たちの歴史を振り返り、いつくしみ深い神の恵みの視点から「思い出し(回顧)」たのでした。
  • 「回顧と展望」をテーマとする申命記において、繰り返し、繰り返し、命じられていることばがあります。それは「・・を覚えていなければならない」ということばです。
    申命記 5:15/7:18/8:2, 18/9:7, 27/15:15/16:3, 12/24:9, 18, 22/25:17/32:7参照。
  • 具体的には、神がエジプトから連れ出されたこと、パロにされたこと、全エジプトにされたこと、さらに40年間にわたる荒野のすべての行程でした。全行程とは、必ずしも生存と防衛の祝福された保障だけでなく、過去の苦しみも、思い出したくないような失敗の経験も含まれます。そのような意味において、申命記では神がモーセを通して民(新しい世代)を約束された新しい地へと進み行かせる前に、過去を回顧して、神の恵みを思い起こすようにと命じられたのです。
  • バビロン捕囚を経験した民たちの新しい世代は、神のトーラーに開眼させられたことによって、新しい神のみわざを霊によって予感していました。それゆえ、かつてモーセが民たちに言い聞かせたように、過去の歴史における神の恵みと神の教え(トーラー)を回顧したのです。過去の神の恵みを回顧することは彼らのアイディティティを再確立する上できわめて大切な取り組みでした。単なる古き良き時代への感傷的回顧ではなく、自動車のバックミラーのように正しく前進するための信仰的・肯定的回顧です。
  • 私たちも回顧してみる必要があるかもしれません。今、ぶつかっている問題や状況だけに心を奪われることなく、物事を神の恵みの視点から肯定的に見ることができるならば、私たちは思いがけない輝ける将来へと導かれていくことと信じます。
  • 有名な「砂の上の足跡」(Footprints in the sand)という詩があります。これは回顧することの良いたとえと言えるかもしれません。

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