エズラ記
聖書を横に読むの目次
15. 「エズラ記」の瞑想
ベレーシート
- 「エズラ」という名前はエズラ記7章に入ってはじめて出てきます。なにゆえに「エズラ記」なのか、それは彼が果たした宗教的事業の貢献にあります。大祭司アロンの子孫であり、かつ律法学者であったエズラは、捕囚から帰還した神の民が神のトーラーを拠り所とした新しい信仰共同体を形成するために、多大な貢献をした人物です。
- 「エズラ記」の瞑想は2011年7月にすでに試みていますが、内容が重複しないように、再度、新しい視点から瞑想を試みたいと思います。
No. | 聖書箇所 | タイトル | 瞑想日 |
2013 | |||
01 | 01章1~11節 | ダビデ的メシアの型としての「クロス王」 | 9.03 |
02 | 02章1~70節 | 神によって霊が奮い立たせられた者たちの帰還 | 9.04 |
03 | 03章1~13節 | ケイーシュ・エハード(ひとりの人のように) | 9.06 |
04 | 04章1~24節 | エルサレム神殿工事が中断してしまった事情 | 9.07 |
ハガイ書へ | 神殿工事が中断された時期 | 9.11~13 | |
ゼカリヤ書へ | 神殿工事が中断された時期 | 9.14~10.11 | |
05 | 05章1~17節 | 神殿建設の聖なる部分と俗なる部分 | 10.12 |
06 | 06章1~22節 | 神殿の完成と奉献、および過越の祭 | 10.15 |
07 | 07章1~28節 | 天の神の律法の学者である祭司エズラの登場 | 10.16 |
08 | 08章1~18節 | エズラに与えられた聖なるヴィジョン | 10.18 |
09 | 09章1~15節 | 衝撃的な情報によって出鼻を挫かれたエズラ | 10.19 |
10 | 10章1~44節 | 私たちには、今なお一つの希望があります | 10.23 |
(1) 捕囚からの帰還の年表
●第一次帰還から80年後のB.C.458年、エズラがリーダーとなって帰還します。この頃にはすでに総督のゼルバベルも大祭司ヨシュアもいません。エズラは、帰還するにあたって、ユダヤ人が神の選民であることを強く意識した神のトーラーに基づく再建を考えていました。しかし故国に帰還してみると、その期待とは全く異なり、先に帰還した者たちは周囲の異邦人と婚姻関係を結んでいたのです。
(2) ペルシャの王の治世とユダヤとの関係
2013.9.2
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