ハガイ書、ゼカリヤ書
16. 「ハガイ書&ゼカリヤ書」の瞑想
ベレーシート
- バビロン捕囚から解放され、故国への帰還を許されたユダの民たちは、単なる帰還が許されたのではなく、エルサレムにおいて神殿を再建すること、それがクロス王の勅令でした。主の霊に奮い立たせられた最初の帰還者たちは早速、神殿の礎を据えましたが、周囲の敵の激しい妨害に会い、希望は失望に変わり、工事再開のめどが立たず、神殿再建の工事は18年間中断してしまいました。時を経るうちに、神中心の生き方よりも自分勝手な生活を第一にする生き方へと変質してしまいました。そこには呪いをもたらす霊的な問題があります。こうした状況を打破するためには、神からの強力なインパクトが必要だったのです。
- 主は、恐れの中に支配されていた民たちの前に預言者ハガイ、およびゼカリヤを遣わして、「わたしの霊があなたがたの間で働いている。恐れるな。」(ハガイ2:5)と呼びかけ、再建工事を再開するよう彼らの霊(ルーアッハ)を奮い立たせました。それによって彼らは、B.C.520年に再び仕事に取り掛かりました。そして、B.C.515年に神殿の再建工事が完成したのでした。
No. | 聖書箇所 | タイトル | 瞑想日 |
ハガイ書 | ハガイ書の伝えるメッセージ | 2013 | |
01 | 1章1~15節 | いかにして主は、民たちを奮い立たせられたのか | 9.11 |
02 | 2章1~23節 | 「きょうから後のことをよく考えよ」 | 9.13 |
ゼカリヤ書 | ゼカリヤ書の伝えるメッセージ | ||
01 | 1章1~21節 | 悔い改めの勧告と第一の幻、および第二の幻 | 9.17 |
02 | 2章1~13節 | 第三の幻(エルサレムの回復とシャハイナ・グローリー) | 9.18 |
03 | 3章1~10節 | 第四の幻(天の法廷に立つ大祭司ヨシュア) | 9.20 |
04 | 4章1~14節 | 第五の幻(金の燭台と2本のオリーブの木) | 9.21 |
05 | 5章1~11節 | 第六の幻(空を飛ぶ巻き物)と第七の幻(エパ升の中の女) | 9.24 |
06 | 6章1~15節 | 第八の幻(四台の戦車)と戴冠の象徴的意味 | 9.25 |
07 | 7章1~14節 | 形骸化した断食による主のさばき | 9.27 |
08 | 8章1~23節 | 終わりの日におけるシオンの回復の預言★ | 9.28 |
09 | 9章1~17節 | メシアの初臨と再臨の預言(時間軸のない預言の遠近法) | 10.01 |
10 | 10章1~17節 | 終末に与えられる神の祝福 | 10.02 |
11 | 11章1~17節 | 愚かな牧者のゆえに折られた二本の杖 | 10.04 |
12 | 12章1~14節 | 民族的回心をもたらす「恵みと哀願の霊」 | 10.08 |
13 | 13章1~09節 | 預言者的遠近法(二段階的啓示) | 10.09 |
14 | 14章1~21節 | その日、主の足はオリーブ山の上に立つ | 10.11 |
2013.9.10
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