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エステルの賢さと冷静沈着な策略

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5. エステルの賢さと冷静沈着な策略

【聖書箇所】エステル記5章1節~14節

ベレーシート

  • 人が危機に遭遇したり、いのちを賭けるような状況に追い込まれたするとき、それまでは見えなかった能力が突如として発揮されることがあります。これまでのエステル像といえば、外見が美しく、またどんな人からも好意をもたられるという内から輝く魅力ある女性でした。ところが、彼女はそれ以上の能力を実は秘めていたことがわかります。そのことを見せてくれるのが、エステル記5章です。
  • 問題はきわめて深刻な問題にもかかわらず、王妃エステルの取った策には、決して感情的になることなく、きわめて冷静沈着な賢さを見ることが出来ます。それは一度限りのチャンスという切迫感が、エステルのうちに隠されていた面を浮き彫りにさせたのかもしれません。いずれにしても、5章後半に出て来るハマンの妻ゼレシュの性格とは全く対照的です。

1. 王妃エステルの宴会への招待

  • 三日間の断食を伴う祈りを支えに、エステルは法令を犯して、王の前に立ちます。王の召しなく王の前に立つことは死刑に処せられるはずでしたが、その心配は消え去り、難を逃れることが出来ました。そして、エステルは王のために設ける宴会の招待をします。その折、ハマンもそこへ一緒に来られるよう懇願します。そして王とハマンはエステルが設けた宴会に出ました。そして、再び、翌日に設ける宴会にも招待します。

2. 王妃エステルの画策(策略)の真意

  • エステルが主催する「王のための宴会」と称して、王とハマンが招待されます。その真意はなんだったのでしょうか。考えられる意図をいくつか挙げてみたいと思います。

    (1) 自分に対する王の心を確かめるため
    (2) ハマンを王と特別な関係と見なすことで、ハマンを油断させること
    (3) 自分の願いを簡単に言わずに、ここぞという絶妙なタイミングを見計らうため(なぜなら、エステルはチャンスは一回限りとみなした)
    (4) 自分のペースで事を運ばせるため

  • 結果的には、エステル一人だけでは事がうまく運ぶことはできかったのですが、彼女は自分にできることをしたのです。

3. ハマンの感情の起伏の大きさ

  • 5章にもハマンの高ぶりから来る感情の起伏の大きさが目立ちます。エステルに招かれての宴会で、彼は非常に喜び、上機嫌で宴会の席から出て行きます。ところが、王の門のところでモルデカイが自分のことを少しも恐れないのを見て、憤りに満たされてしまいます。そして家に帰って、友人や自分の妻の前で、自分のことを誇りました。そして彼の友人や妻の進言に従って、モルデカイをかける柱を建てさせました。
  • 王妃エステルに対して、ハマンは何ら身を構えることをしなかったのです。それが彼の命取りの一要因となっているのです。


2013.11.29


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