****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

花婿からエペソにある花嫁なる教会への手紙

文字サイズ:

21. 花婿からエペソにある花嫁なる教会への手紙

【聖書箇所】 2章1節

【新改訳改訂第3版】
エペソにある教会の御使いに書き送れ。『右手に七つの星を持つ方、七つの金の燭台の間を歩く方が言われる。

【新共同訳】
エフェソにある教会の天使にこう書き送れ。『右の手に七つの星を持つ方、七つの金の燭台の間を歩く方が、次のように言われる。

【創造主訳】
エペソ教会の責任者に、こう書き送りなさい。『右の手に七つの星を持ち、七つの金のランプの間を歩かれるキリストが、権威をもってこう仰せられる。』


ベレーシート

  • 2~3章は、花婿なるキリストから花嫁なる七つの教会へ宛てた手紙が書き記されています。それは「後に起こること」に備えて、花嫁を整えるためです。時には優しく、そして、時には厳しい内容です。この七つの教会は、キリストの空中再臨によって教会が携挙されるまでに、教会が花嫁として整えられるために花婿から送られた大切なメッセージです。
  • 七つの教会とは、教会時代におけるすべての教会の諸相を表わしていると考えられます。共通した特徴もあれば、独自の特徴もあります。いずれにしても、教会は永遠なる花婿の花嫁としてふさわしく整えられる必要があるのです。
  • しかし、この「花婿」は七つの教会に対してそれぞれ異なった姿でご自身を現わしておられます。たとえば、エペソの教会では「右手に七つの星を持つ方、七つの金の燭台の間を歩く方」、スミルナの教会に対しては「初めであり、終わりである方、死んで、また生きた方」、ベルガモの教会に対しては「鋭い、両刃の剣を持つ方」、テアテラの教会に大対しては「燃える炎のような目を持ち、その足は光り輝くしんちゅうのような、神の子」・・・などと言うように。

1. 「エペソ」にある教会

  • エペソの教会はヨハネのいたパトモス島から最も近い位置にありました。「七つの教会」の中で、その起源がしるされているのは、エペソにある教会だけです。使徒の働きにその誕生と成長が記されています。それによれば、使徒パウロが約三年半、手塩をかけて育てた教会であり、最初は12人ほどの弟子たちからスタートし、やがてアジアの教会の中で最も有力な中心的な教会となっていきました。他の六つの教会の起源については聖書はしるしていません。
  • 当時の人口はエペソの25万人だと言われています。アルテミス神殿を中心とする小アジア最大の都市エペソは、魔術と迷信の温床の地で、それゆえパウロたちは霊的な戦いを余儀なくされました。魔術を行っていた者たちが回心したとき、その関係の書物を焼き捨てましたが、その値段を合計すると銀貨五万枚という膨大な額でした。

2. 花婿なるキリストの動作

  • 教会の花婿であり、そのかしらである栄光の主イエスの姿は、1章16節でも言及されていますが、ここ2章1節では、微妙に変化しています。

    (1) 「右手に七つの星を持つ」の「持つ」の原語が、「エコー」(έχω)から「クラテオー」(κρατέω)へ。「クラテオー」は「握る」「把握する」「掌握する」という意味です。単に「持つ」というニュアンスではなく、「七つの星をしっかりと掌握しているニュアンス」となっています。

    (2) 1章16節では「燭台の真ん中に(いた)」となっていたとありますが、2章1節では「七つの金の燭台の真ん中を歩く」となっています。つまり、「いる」(しかし「いる」と訳される動詞はありません)から「歩く」(ペリパテオ―,περιπατέω)へと変化しています。ここに、ある種の緊張感が漂っています。


2013.12.20


a:2332 t:1 y:2

powered by Quick Homepage Maker 5.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional