****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し完成します。******

ダビデが王となって最初にしたこと

歴史書(2)」の目次

B. ダビデの幕屋における礼拝改革

B-1. ダビデが王となって最初にしたこと

(1) 「契約の箱」をエルサレムへ(Ⅰ 歴代13章)

① ダビデが王となってしたことは、まず第一に、エルサレムを攻略してシオンの要害を攻め取り、そこを全イスラエルの首都としたことである。その首都はダビデの町とも呼ばれた(Ⅰ歴代11章1~5節)。そこは全イスラエルの政治的、宗教的な中心地となった。

② ダビデが王となってしたことの第二は、長い間失われていた神の「契約の箱」をエルサレムに移転しようとしたことである。これは神の直接的な指示ではなかったが、その思いを神はダビデの心に入れていた。しかしそれは民との合意によって決行する。

③ダビデの発案・・「私たちの神の箱を私たちのもとに持ち帰ろう。サウル時代には、これを顧みなかったから」(13章3節)。脚注


(2)「契約の箱」の理解

  • ダビデが目指した礼拝改革を知る上で、「契約の箱」についての確かな理解をもつことは重要である。なぜなら、「契約の箱」は<モーセの幕屋>、<ダビデの幕屋>、および<ソロモンの神殿>に共通する<神の臨在>の象徴であり、その箱が置かれた〔至聖所〕は神のご自身の顕現とその御旨が啓示される「会見の場所」であったからである。至聖所には、年に一度、大祭司のみが入り、贖いの蓋に血を塗り、イスラエルの民全体のための贖いをした。モーセだけは(後にモーセの後継者ヨシュアも)出入り自由であった。モーセの幕屋礼拝の中心は、至聖所にある「契約の箱」であった。その中には、十戒の刻まれた石の板、マナの入った金のつぼ、そして芽を出したアロンの杖である。

脚注
この箇所は並行記事(Ⅱサムエル6章1~11節)とほぼ同じであるが、歴代誌は1~4節を加えて記者の意図を明確にしている。つまりサウル時代には神の箱を「顧みなかった」。その怠慢を全イスラエルの責任として反省し、悔い改めと事態の改善を王の提議として全イスラエルに計り、その賛同を得たことで、神の民のリーダーとしてのダビデの適格性をサウル王との対比において描き出している。良きリーダーのもと、民は今や以前とは一変して、神を尋ね求める者(真の礼拝者)となる道が備えられたのである。また正しい礼拝を確立するために、神の臨在の象徴である神の契約の箱と共に、専任の礼拝奉仕者である祭司やレビ人が各町々からエルサレムへ集結させることが提案された。


歴史書(2)」の目次

powered by Quick Homepage Maker 5.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional