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ダビデが目指した礼拝改革・・ダビデの幕屋における神の臨在の回複

歴史書(2)」の目次

B. ダビデの幕屋における礼拝改革

B-3. ダビデが目指した礼拝改革(ダビデの幕屋における神の臨在の回復)

(1) ダビデの幕屋における礼拝の改革

① 全く新しい形態の礼拝 
a.  契約の箱をだれもが見ることができた
モーセの幕屋は大庭、聖所、至聖所とから成っていたが、ダビデの幕屋においては、聖所はなく、至聖所だけをシオンの山に移転させた。モーセの幕屋では、聖所に入る者は祭司に限られていた。至聖所に至っては大祭司のみ(他にモーセ)垂れ幕を通って入ることが許されたが、ダビデの幕屋では、垂れ幕はなく「立ち入り禁止」の看板もない。祭司もレビ人も民もみな契約の箱を見ることができた。これは主を礼拝する上で革命的なことであった。
b.  賛美中心のいけにえがささげられた。
c.  新しいいけにえ(ささげのもの)

義のいけにえ(詩篇4篇5節) 
喜びのいけにえ(詩篇27篇6節)
従順のいけにえ(詩篇40篇6節) 
感謝のいけにえ(詩篇50篇14節,23節)
砕かれた魂(悔いた心)のいけにえ(詩篇51篇17節, 19節)


d.  聖書ではじめて「ハレルヤ」と賛美させたダビデ
ダビデは「レビ人の中のある者たちを、主の箱の前で仕えさせ、イスラエルの神、主を覚えて感謝し、ほめたたえる(ハレルヤ)ようにした」(Ⅰ歴代16章4節)とある。ハレルヤは新約時代においては常套句。黙示録の天上の礼拝では、永遠に「ハレルヤ」と賛美する。

② 定めた場所(シオン)への安置
「彼は、ダビデの町(シオン)に・神の箱のために場所を定め、・天幕を張った」(Ⅰ歴代15章1節)
a. シオンの地理的意味・・シオンとは要害という意味。エルサレムそれ自体が難攻不落の堅固な要塞の町。東には険しい峡谷、南と西には外敵に対する砦が築かれていた。シオンは小高い丘であり、エルサレムの南西に位置している。そこにダビデは契約の箱を安置するテントを設置した。
b. シオンの霊的意義・・聖書では他の山々にまさってシオンの山が特筆される。その理由はただ、そこにダビデの幕屋が置かれ、賛美による礼拝を通して神の臨在がそこに満ちていたからである。

  • シオンは神が選び(愛された)場所。(詩篇132:13)
  • 神はシオンの中に住まわれた。(詩篇9:11)
  • シオンは麗しい所、全地の喜びの場所である。(詩篇48:2, 11、50:2)

(2) 賛美礼拝に祭司とレビ人たちの登用

  • モーセの幕屋においては、祭司たちやレビ人たちは動物によるささげものに関わっていた。また幕屋の各部の管理責任を担っていたが、ダビデの時代においては、彼らに賛美のための楽器をもたせ、歌をもって、しかも喜びをもって歌わせた。脚注 
    彼らは毎日の日課として朝ごとに、夕ごとに、絶えず主をほめたたえた。(Ⅰ歴代16章40~41節)

(3) 賛美礼拝の指導者たちの存在

① 三大賛美リーダー
アサフ、ヘマン、エタン(エドトン)の三人である。彼らはそれぞれレビ族の中の代表となっている。
a. アサフ・・ゲルション族出身(ダビデの幕屋、ソロモン神殿の賛美リーダー)
b. ヘマン・・ケハテ族出身(ギブオンにあったモーセの幕屋の賛美リーダー)
c. エタン・・メラリ族出身(ギブオンにあったモーセの幕屋の賛美リーダー)

② 賛美リーダーはいずれも青銅のシンバルを用いて歌っている

(4) 祭司たちの役割と配属

①祭司ベレヤとヤハジエルとは、アサフとその兄弟とともにダビデの幕屋で賛美のいけにえをささげた。

②祭司ツァドクとその兄弟たちは、ギブオンのモーセの幕屋で賛美と動物のいけにえをささげた。


脚注
レビ人の職務内容は、門衛として毎朝、門を開き、礼拝に使用する麦粉やぶどう酒、乳香、香料等の諸材料の購入と保管、また礼拝用の什器の保管、後の神殿では各部屋や倉庫の管理という仕事があった。また後には、つまり歴代誌執筆当時には、賛美に携わる者たちはそのことのみ専門に行なうために、他の職責から自由にされていたようである。

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