****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

礼拝用語Ps28

詩28篇「上げる」 נָשָׂא ナーサー

(カテゴリー: 信頼)

2節
「私の願いの声を聞いてください。私の手をあなたの聖所の奥に向けて上げるとき。」

Keyword; 「上げる」 lift up 
28:2/63:4/134:2―「手を上げる」
121:1/123:1―「目を上げる」 24:7-「頭を上げる」

  • ナーサー(נָשָׂא)は「仰ぎ見る、仰ぐ、上げる、抱く、思い浮かべる」など、実に多くの意味を持つ言葉です。「目を上げる」「手を上げる」「声を上げる」「心を上げる」「頭を上げる」-すべて連動しています。これらはみな神に対する意識的な信仰行為を表しています。
  • 「頭(こうべ)を上げる」とは、心を開いて主を迎え入れることです。「心を上げる」とは祈りをささげることを意味します。旧約聖書では、「祈る」ということを「呼ばわります」「呼びます」「目を上げます」「心やこうべを上げます」と表現します。これは赤子が母親を求めてなりふりかまわずに、泣き叫でいるようなものです。赤子は「祈りという務め」をしているのではなく、助けが必要なときに、泣いて母親を「呼んでいる」のです。これが旧約の祈りと言えます。
  • 類義語にハーザー(חָזָה)があります。主の麗しさを仰ぎ見る、目を注ぐ、注視するという意味で、より深い隠された霊的な事柄を継続的に探るというようなイメージがあります。しかし、ナーサー(נָשָׂא)は人生において助けを必要とする様々な局面において、あるいは八塞りの状況の中で、意識的に思いを「上に向ける」というようなイメージです。英語で lift up と訳されているのはそうした意識的行為の強い言葉のようです。
  • 「私は山に向って目を上げる。私の助けはどこから来るのか。」(詩121篇1節)
    「あなたに向って私は目を上げます。・・わたしをあわれんでください。」(詩123篇1節)
    主である神に向かって、そのとき必要な助けを求めているのです。
  • アブラハムとロトの間に争いが絶えないのを知ったアブラハムが、互いに別れて住もうと提案した後に、アブラハムは選択の先取権をロトに与えました。かつての失敗の経験を通して、神によって自分の進むべき場所を選んでもらうという思いがあったのかもしれません。案の定、ロトは自分のこれからの歩みを決めるために「目を上げて」見ました。すると良く潤った低地があり、彼はその地を選びました。一方のアブラハムは一見、貧乏くじを引いたように思いましたが、ロトと別れた後で、主がアブラハムに仰せられました。「さあ、目を上げて、あなたがいるところから北と南、東と西とを見渡しなさい。わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を永久にあなたとあなたの子孫に与えよう。」と(創世記13章)。ここにはいずれも「目を上げる」というナーサー(נָשָׂא)がありますが、ロトの場合は人間的な視点によって見上げましたが、アブラハムの場合は神の視点によって見上げています。
  • 私たちも、神の導きと助けを期待して、信仰をもって「目や手や心やこうべを上げて」祈ることが大切です。私たちには必ず答えて下さる方がおられるからです。

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