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詩36篇/B

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瞑想Ps36/B

  • 詩篇36篇は詩篇における神の恵みの表現の豊かさに驚かされます。ことばだけでは表せないものを、自然界(天、空に浮かぶ雲、山、海、川の流れ、泉、そして光)の表象を用いながら、かかわりの豊かなイメージを広げています。旧約の人々が神の恵みをどのように表現しているかは興味あるところです。ちなみに、新約の豊かさをあらわす用語は、自然界の表象ではなく、「あらゆる」「すべて」「あふれるばかりに」「いつも」「思いや考えをはるかに超えて」「・・に応じて」「満ち満ちて」といった豊かさのイメージです。
  • ヘブル世界とギリシャ世界とでは表象が異なります。私たち日本人の表象はどうでしょう。松尾芭蕉の有名な俳句に、「古池や かわず飛び込む 水の音」がありますが、蛙の飛び込む音に、むしろきわめて静寂な空間を感じさせます。わずか15文字のことばの世界の中に、日本人特有の表現があります。私たちが神の恵みの豊かさをどのように表現すべきか、なかなかことばが見つかりません。そう思うとき、旧約の詩篇の世界の人々の表象力に驚きを感じるのです。
  • もうひとつ、10節にある「注いでください。あなたの恵みを、あなたを知る者に」というのも味わい深いことばです。自然界の表象によって啓示されている神の恵みとその具体的な現われ(「あなたの義」、新共同訳では「恵みの御業」)が、あなたを知る者に常にあるようにという願いです。しかも、変わることなく、継続的に、いつも注がれるようにとの願いは、イエス様が山上の説教の中で「義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ちたりるからです。」と語られたように、この祈りは確かに聞かれる祈りだと信じます。


<付記>

  • 今日、自然界にある生態系の豊かさとそのもろさが語られるようになりました。人間の利益追求によって自然が破壊されつつあります。ひとたび、地球の生態系が崩れるとそれを回復することは困難だとする見方もあります。
  • 神がやがて新天新地を創造されるという計画は、人間の住む地球の豊かな自然の生態系が人間の罪によって破壊されるということが前提となっているのかもしれません。

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