****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

トパーズ

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1. 大祭司の胸当てに埋め込まれている12の宝石

(2) 「トパーズ」ー「イッサカル部族」

画像の説明

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ベレーシート

すべでがトパーズ
  • 「トパーズ」(新改訳、新共同訳)、「貴かんらん石」(口語訳、フランシスコ会訳)、「黄玉」(岩波訳、バルバロ訳)。
  • 「トパーズ」と訳されたヘブル語は「ピトゥダー」(פִּטְדָה)ですが、「赤めのう」の「オーデム」のように、これと関連する言葉が他にありません。またトパーズを「黄玉」と訳しているので、色は黄色と思いがちです。しかし、「トパーズ」は色彩豊かな宝石のようです。

1. 「イッサカル」の語源は、「報い」を意味する「サーハール」

  • この「トパーズ」をなにゆえにイッサカル部族に当てているのでしょうか。「イッサカル」(יִשַּׂשכַר)の語根が「サーハール」(שָׂכָר)と考えるなら、その意味は「報い、報酬」という意味になります。この語彙が聖書で最初に登場するのは、創世記15章1節で、「アブラムよ。恐れるな。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きい。」と主がアブラハムに語られたことばの中にあります。ソドムの王がアブラムに、敵から奪い返した戦利品を受け取ってくださいと言ったことに対して、アブラムは何一つ受け取ろうとはしませんでした。なぜなら、後に「アブラムを富ませたのは私だ」とソドムの王に言わせないためでした。アブラムが勝利を得たのはまさにいと高き神の力に信頼したからです。そのようなアブラハムに対して、主は「あなたの受ける報いは大きい」と言われたのです。
  • レアがヤコブの五番目の息子を産んだときとき、レアは「私が、女奴隷を夫に与えたので、神は私に報酬を下さった」と言って、その子を「イッサカル」と名付けたとあります(創世記30:18)。

2. 「イッサカル」の精神

  • イザヤ書40章10節には「 見よ。神である主は力をもって来られ、その御腕で統べ治める。見よ。その報いは主とともにあり、その報酬は主の前にある。」とあります。主の支配におけるひとりひとりの行い(従順)が報いられることが預言されています。
  • また、詩篇127篇3節には「見よ。子どもたちは主の賜物、胎の実は報酬である。」とあり、子どもたちが主の賜物であると同時に、報酬でもあるとあります。一見、矛盾するこの二つの関係は、使徒パウロが次のように説明しています。

    ピリピ書3章12~14節

    12 私は、すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕らえようとして、追求しているのです。そして、それを得るようにとキリスト・イエスが私を捕えてくださったのです。13 ・・うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、・・
    14 ・・・神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。

  • パウロは、神の栄冠という報いを得るために、自分にとって得であるものさえも投げ出して、ひたむきに前に向かって進んでいるのです。ここに記されているのは、「賜物先行・報酬後続の論理」、あるいは「恩寵先行・信仰後続の論理」で、これはイッサカルの精神とも言うべきものです。
  • ユダと同様に、イスラエルがイッサカルについて預言したことに目を留めてみたいと思います。

    【新改訳改訂第3版】創世記49章14~15節
    14
    イッサカルはたくましいろばで、彼は二つの鞍袋の間に伏す。
    15
    彼は、休息がいかにも好ましく、その地が、いかにも麗しいのを見た。しかし、彼の肩は重荷を負ってたわみ、苦役を強いられる奴隷となった。


    ろば.JPG

    ●イッサカルに対する預言の象徴は「たくましいろば」です。ろばは重い荷物を運んだり、野を耕したりするなど、力と労働力を象徴する動物です。

  • ここで語られていることは、イッサカルは、やがて与えられる休息と約束の地の麗しさを楽しみに待ちつつも、この報いを得るために、自ら重荷を負うことを心に定め、奴隷(しもべ)として従うことを決心するということを意味しているように思われます。これは、やがて遣わされるイェシュア・メシアを指し示しています。使徒パウロはそれを次のように述べています。

    【新改訳改訂第3版】ピリピ書 2章6~9節
    6 キリストは神の御姿である方なのに、神のあり方を捨てられないとは考えず、7 ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられました。人としての性質をもって現れ、8 自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われました。

    9 それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。


    【新改訳改訂第3版】エペソ書 4章7~8節

    7 ・・私たちはひとりひとり、キリストの賜物の量りに従って恵みを与えられました。8 そこで、こう言われています。「高い所に上られたとき、彼は多くの捕虜を引き連れ、人々に賜物を分け与えられた。」

  • イスラエルの12の部族に与えられている輝かしい宝石は、メシアであるイェシュアのさまざまな面を示唆していますが、そのイェシュアの従順の「報い」は、豊かな色合いをもったトパーズのように、教会を建て上げるための多くの豊かな賜物をもたらすことになったのです。

2014.4.19


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