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恩寵用語Ps3(1)

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詩3篇(1) 「頭を高く上げる」 רוּם ルーム

〔カテゴリー救出〕

3節「・・主よ。あなたは・・私のかしらを高く上げて下さる方です。」(新改訳)
3節「・・あなたこそ、ヤーウェよ、・・わが頭をもたげる方」(岩波訳)

Keyword; 「頭をもたげる」 lift up, raise up, 旧約190回、詩篇50回

  • 「頭を高く上げて下さる」と訳されたルーム(רוּם)は、神が人の名誉を回復してくれるという意味ですが、この動詞が神に向けられる場合には「あがめる」となります。ルーム(רוּם)の本来の意味は、「高く上げる、高くする、引き上げる」です。
  • 表題にもあるように、詩3篇はダビデが有能な息子アブシャロムの周到な謀反によって都落ちした状況が背景にあります。だれもが「彼に神の救いはない」と思いました。すでにダビデの時代は終わったと思ったようです。神がどのようにしてダビデの名誉を回復してくださったのか、そのことを思い巡らすのが、この詩篇の瞑想のキーポイントです。
  • 「主よ。あなたは・・私のかしらを高く上げて下さる方です。」という言葉の裏には、自分でも頭を上げることができないほど、ダビデはうなだれていたに違いありません。私たちも、信頼している者から裏切られたり、あるいは自分に逆らって立つ者が多いのを目の当たりにしたりすると、がっくりとうなだれてしまう弱い者ものです。こんなときには自分で頭をもたげることも、祈ることもできなくなってしまうのです。
  • ダビデが都落ちして命からがら逃亡する先―エルサレムから北80キロほどのマハナイムーで、ダビデの一行に生活必需品を大量に運び込んでくれた者たちがいました(Ⅱサムエル17章27~29節)。この思いがけない者たちの励ましは、ダビデにとって、涙が出るほどうれしいものであったはずです。まさに「敵の前で・・食事」(詩23:5)が整えられたのです。ダビデを支援した者たちの行為は、一歩間違えば、アブシャロムの政権樹立後に謀反者として裁かれかねないものでした。にもかかわらず、彼らの存在はダビデに大きな励ましを与え、ダビデに祈る力を与えたに違いありません。
  • “You raise me up”という有名な賛美歌があります。とても励まされる歌です。

    打ち伏し弱り果てるとも 重荷につぶされるとも 
    なお今 静かに待ち望む、あなたの御救いを 
    You raise me up  高く引き上げてくださるあなたの愛 
    あなたの助けがあれば 私は強くなれる」 (私訳)

  • 詩27篇でもダビデは自分の名誉を回復してくださった主をほめたたえています。
    「今、私のかしらは、私を取り囲む敵の上に高く上げられる。私は、その幕屋で喜びのいけにえをささげ、歌うたい、主にほめ歌を歌おう。」(6節)
  • うなだれた頭(かしら)をもたげてくださる方がおられることで、だれでも再起することが出来、安心して眠ることができるのです。このダビデに対する神の祝福は、今も、私たちに注がれています。


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